2024年　9月　鮎釣り日記
	９月８日　日　雨、曇り 　新潟１日目
	久しぶりの釣りだ。ＫＳさんが新潟に誘ってくれた。 僕もそうだが、ＫＳさんは全く釣りに行けていない。８月は僅か２回だったか？ ＫＳさんと顔を合わせるのは２か月ぶり？？ 早川。８時過ぎ、下流に釣り人が一人見える。 駐車場のすぐ前でＫＳさんが竿を出した。僕は堰堤を一段上がる。 すぐ異変に気が付いた。ウロチョロするアユはほんの僅か。 日本海側は遡上が多いと聞いている。特に富山のようだが・・新潟だって多いのではないか・・と思っていたのだが・・ まあ、居ることは居る・・ので、とりあえず竿を出す。 下から、少しずつ引き上げる。囮は時々下流へ行きたがる。 釣れそうな感じはしない。ずっと上まで探って ・・何もないので囮を寄せる。 逆針が外れている。もしかしたら・・何かあったか？？ それにしても、アユの影が無さ過ぎるので、竿を置いて川を歩いてみる。 いつもなら、小さいのがチョロチョロする場所。１匹も見えない。 この川は終わりだ。撤収しよう。
	写真は早川
	ＫＳさんのところまで戻ると１匹掛かったと言う。大きくはなかったが高切れしてマイナス１。 下の釣り人も上がったのだろう。この川には僕らの他は誰もいない。 海川に向かう。下流域。釣り人は２人。 橋下付近で竿を出す。 雨が降り出し、風が舞う。何処かで雷の音。雷雲は遠いが・・ 上にいた釣り人は竿を畳んだ。雷は怖い。もう帰るという。１０匹ぐらいは釣っていた。 早川は今年は放流していない・・そうだ。 天気が悪い中、僕らは様子を見ながら、竿は出し続ける。 何処かで囮を獲らなければ・・お互い囮は１匹ずつしかいない。 元気のあまりない囮だし、狭い流れの方がいいのでは・・分流になっているヘチ際の流れを探る。 キラッとした辺りに引き上げて、しばらく待つ。掛かった掛かった。でも、小さい。 １３ｃｍ強。勿論囮に使う。周りでキラッとするのに掛からない。 この流れの最上流まで引いて、やっと２匹目。サイズアップして１４ｃｍ。しかし、腹掛かりで肝が出た。 下流へ移動。 ヘチの小さな流れで何匹かが舞っている。大きいのも居そうだけど小さいかもしれない。 １３ｃｍ囮を入れる。逃げたがって思うところに入れられない。 無理ぎみに引いたり緩めたりしていると、ガーーンと来た。浅い流れを下流に飛ぶ。 １９ｃｍぐらいか・・こんな大きいのは要らないんだけど・・ 囮が足りず使うしかない。この小さな浅い流れ、１９ｃｍを追うアユなんかいないとおもうけど・・ 落とすと其処へ小さいのが居た。落とし掛かりで１４ｃｍ。 ならばもう１匹・・と囮は変えず、１９ｃｍを同じ場所。これも瞬殺。落とし掛かり２連発は初めてだ。１４ｃｍ弱。 此処で囮を替える。しかし、その後、何もなくなった。もう一度１９ｃｍを使えば良かったかな・・ 背後の、本命の流れ。アユは見えるがなかなか掛からない。時間を掛けたが３匹追加して、上の橋下へ移動。 風は相変わらずあるが１時期よりは弱くなった。雨もほとんどなくなり、雷も遠のいている。 橋下でポツポツと掛かる。下流に飛ばないので手応えはないが、手前に飛んで来たり、浅い流れを斜め向こうに飛ぶ。竿が橋にぶつかって、下流か上流に持って行かないと抜けない。元気に走り回るので抜くのに時間が掛かる。長時間浮いている囮はがグロッキーになる。 半分ぐらいは１８ｃｍから２０ｃｍある。この辺、平均大きい。体高もあって恰好いいアユだ。 １５匹かな・・で、お昼になった。ＫＳさんは少し上流で大苦戦だった。 今日は、僕ら以外は釣り人が居ない。 アユはあちこちで跳ねアユの多さは感じる。でも、ヘチ際が多いのでこれを釣るのは難しい。 午後は、橋上流で５，６匹は釣れたかな・・アユが見えるので粘ってずいぶん時間を潰した。 下流へ行ってヘチ際の流れ中心に探る。流れの中ではなかなか掛からない。 引き上げて、水を止める大きめの石を超える瞬間に掛かる事が多いが、大きめの石は数は少なく続かない。上の橋下まで引き上げる。 此処では２０ｃｍ級が掛かる。狭い場所なのでいくつもはいない。下をやって時間を置いてまた引き上げる。 そんなことをやって丁度５時。３０匹には届いたかな・・と、気持ち良く竿を仕舞ったが、数えてみたら１匹足りなかった。 　 　　　　釣果　　１４ｃｍ～２０ｃｍ　　　２９匹 　天候を心配したが大したこともなく一日遊べて良かった。 橋が邪魔で釣りにくかったが魚は大きく面白かった。 午前中、仕掛けのトラブルなどいろいろあってダメだったＫＳさん・・午後は１０何匹か釣れたようなのでまあまあかな・・ それにしても早川は期待してたのに残念だった。
	９月９日　月　晴れ 　新潟２日目
	新潟２日目。　海川。 ８時半、橋の真下でスタートする。此処は橋の影になってほとんど陽が当たらない。 でも歩くとアユはチョロチョロする。 小さな石上ですぐ来た。１６ｃｍ。これを流れの脇に入れると、追ったのか、追われたのか、斜めに浅い方に上がってパーンと弾けた。１７ｃｍ。早朝から気持ちいい掛かり方。 短時間で５匹掛かった。 止まったので竿を寝かせて引き上げる。 釣り人が一人来て、僕が昨日、午後後半やった場所へ入る。 ＫＳさんも下って、その人の下流へ行く。 僕は橋の下で頑張るが時間ばかり掛けても数匹追加しただけ。 川を渡って、橋の上へ行く。 橋上ぎりぎりに入れて泳がせ気味。向こうへ泳ぐと掛かりそうな気がする。 時々掛かる。いい型が多い。この筋で掛かる・・と、いうのがなくて難しい。 手前側は小さいのがキラキラする。囮を手前に入れると小さいのを上に上に何処までも追いかける。 この小さいの・・泳がせたのでは全く掛からない。浅い波の中をなでるように横に下に引いてやっと２匹釣った。 ずっと下流にいた釣り人が、僕の下流、橋の真下付近に来てたまに掛けている。 僕は全く釣れなくなった。 上に良さそうな瀬があるが、此処で誰もやらない。ちょっと行って見る。 瀬尻付近でキラリとした。少し上でもキラッとした。多くはなさそうだが居ることは居る。 見えた瀬尻付近に囮を入れる。入れるなり掛かった。早すぎる。 ２匹目は来ない。向こうよりを引き上げて、もう一か所見えた付近に引き入れようとしたら、その前にガツンと来た。 上に行くほど流れがきつい。流心ではなく向こうよりを探って行く。上まで行ったが何もない。 戻る途中ヘチの石上で小さそうなのが掛かったがこれはバレた。 雰囲気は全くなくこの瀬はやめた。 昼が近づいた。ＫＳさんがアユの味噌汁を作る。 下流でやっていた人が竿を畳んだ。午後は姫川に行くらしい。そして明日から神通川・・　毎日が釣りみたい。その人、午前中２０を超えたらしいが・・僕は１４匹かな・・昨日より悪い。
	午後は、下流の浅場。２０何匹釣った人がやった場所だ。昨日は僕もやった。 ＫＳさんは、堰堤を超えて上流へ行った。 浅場では小さいのはいっぱい見える。・・が、何時も居るわけではない。これを釣るのは難しい。 引き上げて数少ない石付近を探っていると時々掛かる。 上の橋下へも引き入れる。 此処は今日も大きいのが掛かる。掛かっても２匹。間をおいてまた狙う。 一段下、少し水深がある。アユがいてもいいと思うのだが・・時々、探るけど昨日も含めて１匹しか掛かっていない。 遅くなって少しペースが上がった。今まで掛からなかった小型が掛かる。これが掛からないと数は稼げない。 上の段へも引き入れて大きいのを狙う。２匹ほど釣って浅場へ戻る。 今日も５時まで頑張って竿を畳んだ。 　　　　釣果　　１４ｃｍ～２０ｃｍ　　３３匹 今日は最高の天気だった。何とか目標の３０匹を超えた。 最終目標は３日間で１００匹・・なのだが・・明日は早上がり予定なので、もう無理な数字だ。 午前中イマイチだったＫＳさん、午後上流で釣れて２０匹を超えた。 明日は、姫川に行って見たいけど・・どうなるか・・僕はまだ行ったことがない。
	９月１０日　火　晴れ 　新潟３日目
	新潟３日目。 今日もいい天気。暑くなりそう。 姫川に行きたいと思っていたが、水が少なく青ノロが多いらしい。今日は２時上がり・・と、いう事もあって、行くのをやめて今日も鶴川。 ８時、今日も橋下から始める。昨日は早朝掛かった。１回いい想いをすると・・そうしたくなる。 ＫＳさんも昨日いい想いをしたずっと上流へ向かう。 僕が竿を出すような場所はＫＳさんはやらない。しょぼ過ぎる。やりにくい。など、いろいろあるのだろう。 さっそく出し掛かりでコツっと弾けて飛んだがバレた。小さかった。 此処は今日も掛かる・・そう思ったのだが・・さっきのはたまたまだったのか・・雰囲気が全くない。付近にアユが居る感じがしない。 昨日とほぼ同じ時間帯なのに・・どうしてだ？？ 橋の真下、その上まで引いてみたが掛からない。
	長居は無用。下流の浅場へ行く。 昨日より水が減って。チャラチャラ過ぎる。アユの姿も今はまばら・・ 向こうヘチよりを引き上げる。掛かるのはほとんど最上流部のゆるんだ場所。 でも、今日はなかなか掛からない。 １匹目は何時頃、何処で・・大きさは・・の記憶がない。 元気囮を付けて、橋下も引く。探るたびに１匹や２匹は掛かっていたのに、今日は時間的に早いのか・・掛からない。 大きい囮を付けて一段下を探る。ここはハリスを２回切られている。ハリス止めの所ではなく２回とも針の根本だ。何であんな所と思うが・・ハリスは１号。 一瞬ギラーと見えたから掛かったかな・・と、思ったけど何もなかった。 １匹も釣れずまた浅場へ戻る。 この流れの上流部で３匹釣って、先ほどは掛からなかった橋下を引いて大きいのを２匹。 思うように数が伸びず、もう１０時回っているのにまだ６匹。 最上流の橋上へ行く。この橋含めて近辺四つも橋がある。橋だらけでやりにくい。 上流の瀬尻付近に釣り人が一人。他は誰も見えない。 元気な人たちは新潟ではなく、釣れている富山の方へ行くのではないか。 左岸よりのチャラは小さいのが多い。ギラーと見えた小さな場所に小さめの囮を入れる。すぐ小さな流れを掻きわけるように横、上、斜めに走る。掛かったみたい。 チャラに１８ｃｍ級が居た。 ２匹釣ったけど、間が空く。  橋をくぐって左岸分流・・釣れない。
	ぐるっと回って右岸側に戻る。 引き上げて橋真下やや上。すーっとこちらヘチにやってきてゴツン。２０ｃｍを超えるかっこいいアユ。 これが斜めに泳いでギューン・・というほどは飛ばないが、気持ち良く掛かってこれも２０ｃｍオーバー。 今日は暑い。手前ヘチ際の水はお湯のよう。フネを前に出す。 ２０ｃｍ級囮が上って行く。向こうは小さく掛からない。右岸寄りに戻して泳がせる。 ヘチよりの石頭に寄せたら、カツーンと弾けた。 お昼が近くなり、ＫＳさんほくほく顔で戻って来た。 最後上げていれば２０匹だったのに、ドンぶっちゃって１８ひき。魚は大きくていい想いをしたようだ。 僕は、四苦八苦して、今１２匹か１３匹。 今日は早上がり、時間が惜しい。ゆっくり昼飯を食べておられない。 橋上でちょっとやって、下流へ行こう。 ＫＳさんは下流へ行った。この川の最下流付近だ。 橋上はうーーん・・２匹釣れたけど続かない。今日は釣れない橋下をもう１回。 ＫＳさんがデカいアユを沢山タモに入れて上がって来た。半分以上が死んだという。 沢山の大きいアユを、長距離運んでいるから、酸欠になる。時々入れる水も、高水温。 僕のアユもチェックしてくれたが大丈夫だった。僕のは魚が少ないし、長距離歩いていない。 下流へ行く。いつもの場所。水が無さ過ぎて魅力ないけど・・ 今日はこの辺、たまに掛かる程度。トータルでは一番面白かった場所なんだけど・・ すぐ上の橋下がいい。数は少ないが良型が居る。狙い通り２匹釣れたけど、１匹は１６ｃｍだった。このサイズ、此処では初めて。 ２時になりＫＳさんが竿を畳んで上がって来た。僕は低い橋下で竿をぶっつけながら最後の頑張り・・いいとこ見せようと思ったが釣れなかった。 　　 　　　釣果 　１４ｃｍ～２０ｃｍ　　１８匹 　２０匹は釣りたかったけど・・残念。 関東近辺、台風影響で釣りのできる川は無かった。丁度いいタイミングで誘ってくれてＫＳさんには感謝感謝だ。 いつものように、宿の手配から、車の運転、すべてＫＳさん任せ、僕は釣だけしておけば良かった。 今回は心配した雨も大したこともなく、３日間釣りが出来て大満足。 数の目標には届かなかったが、魚は思ってたより大きく釣り応えがあり堪能した。 ただ、この付近、橋が多く、これが邪魔。何回もぶっつけたので竿が傷んだかも知れない。 ＫＳさんお世話になりました。ありがとうございました。 もう鶴川も終わりだし・・釣れる川があるなら誘いたいけど・・今年はもう会えないのかな・・会えるのかな・・・・
	９月１３日　金　晴れ 　最後の鶴川
	鶴川は明日で最後。 台風後の状況はさっぱり分からないが、行かないわけにはいかない。 ７時前、すでに車３台。まだ支度中。 川は白い。垢がないから釣れても１０匹・・と、支度中の人。他の川がまだ駄目だからここへ来たという。台風後２度目らしい。 囮が大き過ぎ、丸々太っている。囮確保に苦労しそう・・と思っていると、駐車場前に入った人、すでに竿を曲げている。なんとか釣れるのかな・・最上流にも１人入った。
	僕は下流へ行くしかない。今までで一番水が多いかな・・ ゆっくり、一歩一歩下る。水量はあるけど滑らないから歩きやすい。 まずは緩い所で囮を獲りたいが、何処も流れが早い。 無かったところに大石が転がっていたりして、流れが変わった。僕が良くやる場所の下流は掘れて一本瀬になった。 この瀬の最下流右岸側が少し緩い。この辺で竿を出してみよう。 眺めてみると付近の草はみんな倒されて、相当水が出たように見える。２メートル近いのではないか。 向こうの最下流にデカい囮を入れる。前は浅かったのに石裏が掘れて少し水深がある。 しばらく囮任せ。狭い場所だが囮はそこから出ない。どう泳いでるのか分からない。 コツっとしたような感触があった。付近に居る気配。 間もなく掛かった。重い。浮かない。すぐ下は急な瀬。下に落ちないように少し時間を掛け寄せて抜いた。 デカい・・というより長い。２０ｃｍははるかに超える。 大きいけど、これを使うしかない。同じところに入れる。５分ぐらいで２匹目。これは止まらなかった。大きく付いて下る。寄せてすくった。 ３匹目は来ない。すぐ上でキラリと見えた。石を超えてその辺に少しずつ近付ける・・その前に来た。なんだなんだこの辺大きいのが群れている？？ ３０分も掛からず、大きいのばかり４匹釣れた。 止まったので流れの緩いヘチ寄りを引き上げる。 流心は白いというより青い。 １５、６ｃｍが掛かってもいいと思うが・・囮が大き過ぎるのかな・・ 下のはやい瀬の下流へ行く。狙うのは向こうの大石周り、小さめがキラッとするのだが掛からない。 今年はこの辺、僕にはあまり釣れない。だからあまりやってない。 釣れず、また上に戻る。その後、下流にはコロガシの人が入った。しばらくして１匹釣ったのを見た。 久しぶりに掛った。ヘチのヘチだけど、これも２０ｃｍぐらいある。 ６匹目でやっと、１６ｃｍ。 このサイズが欲しかった。これで小型が釣れるのではないか・・数が稼げるのではないか・・と期待したのだが・・全く釣れない。気配が非常に薄い。探る場所も少ない。 もう一度釣れない下流へ行って見る。 キラッとした最下流付近。時々囮は動き、気配を感じる。 ガツンと来た。大きい、寄らない。無理せずゆっくり寄せる。最下流の緩い場所に寄せて川の中で糸をつかむ・・寸前、チョロチョロと石の間を走られた。やばい・・段を落ちた。これ以上は止めるのは無理、親子どんぶり覚悟で引きずり上げた。何とか取り込んだ。危なかった。 向こうの流れでキラッとするアユが多くなった。その辺を探る。掛かった。これも良型。引っ張りまわされるけど、当たりの気持ち良さはない。 この辺で掛かるのは久しぶりだ。時間は掛かったが、その後何匹か釣れた。 昼までに１１匹。今日の目標は達成した。 午後も、午前中の場所を行ったり来たり、何回か行き来した。 付近友釣りの人は居なかったが、上に一人来ている。ほぼ同じところで粘っている。竿が曲がったのは見ないが、何匹かは釣ったように思う。 下にはコロガシの人が時々来る。長居はしない。空いたのを見て、飽きた僕が行く。たまに掛かる。 探る場所が少ない。釣れないけど白っぽい流れにも入れてみる。 ４時が近い。なんとか２０匹は釣りたいが・・あと１匹・・と思うが？？ 水が多いので帰るのに時間が掛かる。早めに上流に向かう。石は白いし流れも早いので、竿を出したい場所がない。 竹藪を超えて上に行く。 ヘチよりで小型が跳ねた。あまりいない小さめを探してその下流からゆっくり引き上げる。ちょっと誘いも入れてみる。来た。１５ｃｍ弱。本日の最小。 これで２０匹になったかな・・時計を見ると４時半前。もう川には誰もいない・・いや下流にコロガシの人がいるかな・・ 足りないかもしれないのでもう１匹。 ちょっと時間が掛かったが１匹追加して竿を畳んだ。 　　　釣果　　１４ｃｍ～２２ｃｍ　　２０匹 　２１匹と思ったけど・・２０匹、危なかった。 白い川で、出来過ぎだ。魚も大きく予想外。２２ｃｍ越が６匹。７割が１８ｃｍを超えた。やはり、餌が少なく細身だったけど・・ でも、面白かった。 今年は・・数えていないけど・・釣行回数が去年の半分以下。釣り足りない。釣った気がしてない。 まだまだアユはいるし、釣りは出来そうなのに・・明日で終わりとは・・非常に寂しい。
	９月３０日　月　曇り 　久しぶりの酒匂川
	鶴川が終わったら中津川に行こうと思っていた。 ところがいつまで待っても濁りが取れない。 そんな中で、竿を出す人はいるようだが・・今年は魚が少ないらしい。 いつもならＵさんが行くはずなんだが・・状況は悪いし、体調を崩したりして行けてないようだ。 僕もこのまま終わるわけにはいかない。久しぶりに酒匂川に行って見ることにした。 ７時前に着いた。鉄橋下流辺りから川を眺めながら上流へ。支度中の人から情報をもらう。 流れが大きく変わっている。分流がいくつもあって釣り場はいろいろありそう。 薮下上流にも歩いてみた。 声をかけてくれる人が居た。薮下の旧囮屋さん。止められてからは姿を見たことはなかった。 酒匂川をホームグランドにしていた頃はお世話になった。懐かしかった。お元気そうで何よりだ。 ちょっと若い支度中の人、３０匹ぐらいは釣れますよ。みんなツ抜けぐらいは出来るのでは・・魚が大きいので切られますよ・・期待していいのかな・・ じゃあ僕は、目標取り合えずツ抜け。 あちこちで釣り談義したものだから、８時半を過ぎた。川にはいつの間にか１０人近くは見えるかな・・ 僕は場所が決まっていない。人が多い倉庫前付近に行って見ることにした。 倉庫寄りではなくその手前の流れ。二竿ぐらい空けて間に入って様子を見る。 何処がいいのか分からず適当。囮を確保するまでは積極的になれない。 上の人が時々掛ける。あまり大きくはない。下流の何人かの竿は曲がらない。倉庫寄りの人も竿が曲がったのを見ない。 なんの気配もなく時間だけが過ぎる。下の人は少しずつ前に出る。 上にも下にも人が居るから狭い。あちこち探ってないからなんとも言えないけれど・・この辺、アユが居ないのではないか・・ １時間ちょっとやって、左岸よりの浅い流れに移動。 浅い開けた瀬尻付近の人の竿が曲がっている。邪魔にならない程度にその人の上に入ってみる。 上には４人位居るかな。 なんか掛かった感じがする。でも、上がって来たのは口付近に掛かったアユ１匹だけ。囮は吹っ飛んだ。 元気お囮に替わったのだから・・まあ、いいか・・ でも、次が来ない。下の人は４匹ぐらい釣ったかな・・上の人達も時々竿が曲がっている。僕だけが釣れてない。 川の真ん中から浅い右側も引き上げてみる。 監視員さんが来られた。上の人達、６、７匹は釣れてるらしい。僕は釣れてなくて恥ずかしい。 僕の探り方を見て・・竿をもっと立てて・・とアドバイスをくれる。ちょっと竿を貸してください・・浅いのに目印が高すぎる・・と、鼻環から４０ｃｍぐらいまで下げた。こんな低い目印でやったことがない。 そして囮の泳がせ方、喝の入れ方、小さな段の上げ方・・などなどレクチャーしてくれる。 これは勉強になった。 だからと言ってすぐ掛かるものでもない。 右岸側をかなり上まで探ったが、２匹しか釣れずお昼になってしまった。 釣れてるのは左岸側なのだ。
	早朝の薮下付近
	午後もなかなか掛からない。このままではツ抜けも危ない。 下の人が動いたので広く探れるようになった。 元気の無い囮だけど・・なんか動くようになった。釣れないけど雰囲気を感じる。 そして掛かった。上に持って行かれる。大きそう。浮かすのに時間が掛かる。久しぶりなので慎重に・・恐る恐る抜いた。２２ｃｍぐらいはありそう。大きいけど囮は居ないし使うしかない。 小さいのを追ってか・・広く動く。そして向こうを上る。掛かった。サイズダウンして１８ｃｍ。 これも大きく泳いで行ったり来たり。どうすればいいか分からず、しばらく囮任せ。 やっと来た。これも大きい。 囮が大きすぎるのか次が来ない。寄せてみると針がない。あーーどれだけ時間を潰したか・・時間がもったいない。 ２時を過ぎ、３時近くなると釣り人は少なくなってくる。 右岸側で動きが激しくなった。高速で上って行く。掛かっているのかと思うが掛かっていない。 追っているのか、追われているのか？ さかんにこんな動きをするので、期待感いっぱい。そして時々は掛かる。 静かになると左岸側を引き上げる。デカいのが突き上げるように掛かる。 閃きもなく、当たりの手応えもないが、抜き応えはある。 周りは誰も居なくなった。寂しいが僕はまだやる。 左岸側を引き上げて何匹か追加して終了した。 　　　 　　　釣果　　　１４ｃｍ～２１ｃｍ　　１４匹 　　午前中はさんざんだったが、午後は面白かった。最後１４ｃｍが１匹掛かったが大きいのが多く釣り味はあった。 上の人達は２０匹を超えているかも・・ もう一人、朝一番、僕の上でやっていた人だと思うけど、こちらの流れの最下流付近で頻繁に掛けていた。大きくはないように見えたけど・・あの人、３０ぐらいは釣っているのでは・・と、思う。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０月日記へ