2022年　5月　鮎釣り日記
	５月２日　　月　　晴れ、曇り 　初めての秩父荒川
	昨年アユが終わってからは鮎釣り動画ばかり見て過ごしていた。 例年なら興津川からスタートするのだが、今年はＫＳさんから秩父荒川に誘われた。 日本一早く解禁する川だ。知ってはいたが秩父と聞くだけで寒い、水も冷たい・・遠い・・というイメージしか持っていなかった。 でも、でも、兎に角行ってみることにした。 ＫＳさん知り合いのＳＯさんが囮の準備、釣り場の案内をしてくれる。 待ち合わせ時間が早いので夜中に車を走らせる。走ってみると良く行く高麗川から１時間弱先だった。高速を使うと１時間半位だから思っていたよりは近い。 ５時着。車は１０台を越えるか・・車中泊の人が何人もいるみたい。さすがに早朝は寒い。７、８度ではないか。 でも、もう川に入ろうとする人がいる。車もどんどん来る。 昨日、午後から来て囮を確保してくださったＳＯさんから囮を頂いて川に向かう。 ＳＯさんは昨年一日平均釣果が３０匹ぐらいと、相当上手い方らしいので釣りを見せて頂くのも楽しみだ。 川は予想以上に浅くて、流れも緩やかで、大きい石は余りなく、岩盤が多い。年寄り向きで僕には丁度いい。 もう人が並んでいるので下流に歩く。・・岩盤瀬が終わったところ、瀬尻と言うか、瀬落ちと言うか・・に入る。ＫＳさんは２段上、上にも下にも人がいて入ったきり動けない。 囮を放すと、付近に魚が居るようで良く動く。期待は持てそう。 すぐ上で浅い岩盤を泳がせている人がポツポツ掛ける。 期待できる動きなのだが・・僕には来ない。 今日は解禁４日目。まだまだ魚は沢山いてもいいはずなんだけど・・ ＳＯさんは７、８０メートル上流で波のない場所を泳がせてるのか引いてるのか・・ 時々囮交換してるような姿が見える。 １時間を越えて２時間を越えようとする頃だったと思うが、やっと来た。１６ｃｍ。 元気な囮に代わっても何もなく沈黙が続く。何故掛からない。すぐ上の人だけは釣れている。
	その上のＫＳさん。まだ１匹目が来ない。釣れる人と釣れない人の差が大きすぎる。 人がどんどん増えて、一竿分の間隔もない程になる。 すぐ上の人、対面に二人入られて、泳がせる範囲が狭くなった。それでも掛けている。対面の人も掛ける。その浅い岩盤に群れがいるのだと思う。 ＫＳさんにやっときて、それから釣れ出したみたい。釣れない僕は竿を置いて様子を見に行く。あっという間に６匹も釣っていた。 アユがばらついていない。群れて泳いでいる。それに当たった人だけが掛かる。群れだから早めの流れには多分入らない。そのうち入って来ると思うが・・ ＫＳさんの上の人が３匹で我慢できず、すぐ下のトロに移動した。僕はその後に入ろうとしたが、上から下って来た人に入られた。僕はそのまま我慢するしかない。 それにしても、何でここで掛からないんだ。悪くない場所だと思うんだけど・・ もう１１時になる。まだ１匹とは・・陽気は最高なのに・・ ＫＳさんの上に隙間が出来た。其処へ行く。誰かが諦めた場所だなのですぐ掛かるわけではないだろうが・・　下のＫＳさんは１０匹を超えている。 此処も群れが居そうな場所ではないが・・そのうちに・・来る。きっと来る。 長さ５メートル位の段の上下、向こうの流れを代わる代わる探る。 見かねたＫＳさんが遠慮せず囮を持って行って・・と、助け舟を出してくれる。
	今日は陽気がいい。釣れてないけど気持ちいい釣り日和。秩父は気温が低くて鮎釣りは大丈夫？？などと思っていたが、間違っていた。 もう１２時近いころ、やっと来た。３時間ぶり位かな・・大事な２匹目、慎重に抜いた。 囮が替わったせいもあるけど、囮の動き方が違う。雰囲気が出て来た。キラッとする。目の前にアユがいる。 お昼にしようとＫＳさんが声を掛けて来たけど、今が今日の一番いい時間。ちょっと待って・・と、僕は釣り続ける。それから１匹バラシ、２匹釣ったところで雰囲気がなくなった。 今日のお昼は弁当箱に筍ご飯を詰めてきた。ところが・・箸入れに箸がない。車に戻れば割り箸はあるんだが・・ちょっと距離があるので面倒。仕方なく何とか人のように手づかみで食べる。ちょっと冴えない昼飯になった。 お昼で場所を休ませたからか、すぐ掛かり、そして入れ掛かり。 時々は光るし、明らかに午前中と違ってきた。 しかし、これもいつまでもは続かない。間が空いてきた。ちょっとぱらついたりして気温が落ちた。 上の方は人が減った。明日もあるので上の方も探って見る。探りながら上に上に。 何処も釣れない。そんな中、広く泳がせてポツポツ掛けてる人が一人。 ずっと上流には５、６人固まっている。その中にＫＳさんとＳＯさんがいる。 ＳＯさんの釣りを見たかったが、今日は遠かった。 ６時になり二人が下って来たので僕も竿を仕舞った。 　　　釣果　　１５～１７ｃｍ　　１４匹 今日は朝６時から夕方６時まで、腰を下ろしたのはお昼の時だけ、こんな長時間・・余りない。 歩いてはいないけど立ち続けられた・・ので、なんとか今年も鮎釣り出来るかな・・そんな気分。 　それにしても午前中が釣れなかった。入る場所を間違えた。ツ抜けも危なかった事を考えると・・まあホッとしたと言う所かな。 ＫＳさん、ＳＯさんは仲良く２１匹。 夜は３人でバーべキュー。楽しい夜だった。ちょっと寒かったけど・・
	５月３日　　火　　晴れ 　気持ちいい釣り日和
	荒川２日目。 夜が明けたよとＫＳさんが窓を叩く。早い。５時半だ。 今日も早くから続々車が来る。もう川には人が並ぶ。 今日もＳＯさんの案内で柳大橋の３、４百メートル上流。まだ誰も居ない。ざら瀬の最下流でＫＳさんが竿を出したので、僕はその上。ＳＯさんは上流の浅い段。６時半スタート。 この辺、昨日の場所と違い石が大きいので手前は水深がある。流心外れの向こうを引いたり待ったり・・泳がせるならもっと向こうになる。その辺から向こうは岩盤だ。 雰囲気はなく少しずつ引き上げる。上流のＳＯさんが１段、２段と下って来た。間もなく本日の１匹目か・・そして入れ掛かりが始まる。２匹、３匹、４匹・・６匹も釣った。 僕は竿を置いて、朝飯のパンをかじりながら背後から見学する。引き泳がせ・・常に小さく誘いを入れている。 しばらく見学したが僕が邪魔をしてしまったみたいでその後は掛からず、下流に移動した。 名人がやった後だけど・・どんな感じなのか・・同じ場所でやってみる。少し手前から入れてまねて同じコースを泳がせる。 しばらくしたら掛かったではないか。１７ｃｍ近いいいアユ。少しして２匹目。 その後が続かない。囮が同じコースを泳がず、雰囲気がない。 上げたり下げたり、向こうの岩盤へ入れてみたり、いろいろやってみるが掛からない。 一段上に来たＫＳさんも苦戦している。 ここも人が増えてきた。下流の一人が入れ掛かっている。あそこは僕もちょっと触った場所だ。 ずっと手前の浅い流れで１４ｃｍ程度がキラッと掛かった。手前を狙ったわけではないが、囮が追ってきて其処で掛けたのだろう。良く見ていなかった。 １４ｃｍを手前の浅い流れに入れてみた。すぐ反応があって１６ｃｍ強が飛びついた。気持ちいい掛かり方。飛んでは行かないが、この時期では十分な当たりだ。 この浅い場所はこの２匹で終わり。 向こうの岩盤でギラギラするのが見えた。そこへ持って行きたいのだが難しい。 放り込もうとしても竿がソフト過ぎて上手く放れない。仕方なく前に出て群れに入れる。群れが逃げる。 囮が大きいのかも知れん・・囮サイズを落として、針も替えてやっと１匹釣った。１４ｃｍ強ぐらいか。群れのサイズは小さいみたい。しかも、ちょっと弱弱しく色も薄い。 これを群れに入れて少し動かすと・・掛かった。同サイズ。 群れはだんだんと下って行き、見えなくなった。 その後はポツリポツリだったけど午前中、定かではないが１０匹ぐらいにはなったと思う。 ＫＳさんと並んでお昼にする。今日も陽気が良くて気分がいい。期待したほどは釣れてないけど・・鮎釣りは楽しい。秩父に来て良かった。
	午後も同じ場所。ＳＯさんは大きく上に行ったり下に行ったりするから状況は分からない。 なかなか釣れない。ちょっと下の方が空いたのでＫＳさんは下って行った。 僕は上の方もやってみるが雰囲気がなく元に戻る。 岩盤でまた光り出した。其処を狙う。１匹釣ると群れは下る。また下る・・で、今回も２匹で見えなくなった。 下流で赤い竿が頻繁に曲がる。独り舞台だ。あれは・・ＫＳさんだ。 こっちは長い間が空いている。 竿を置いて、オシッコをして戻った所に、突然の突風。竿が１メートル以上転がる・・と同時に斜め背後からダーンと押され、何かが横っ面にバラバラと激しく当たる。幸い両手はあいていたので頭を抱えて腰をかがめた。一瞬何が起きたか分からなかった。 気が付くと、向こうが見えない程のゴミや砂を巻き上げて目の前の川を竜巻が横切っていた。頭を抱えたので帽子は飛ばなかったが、メガネは外れ落ちる寸前だった。恐怖を感じた初めての体験だった。 水が少し増えてるのか波立ち具合が午前中と違うような気がする。そのせいか時間のせいか・・段の最上流でギラギラしているような・・サングラスを忘れて良く見えない。入れると一発で来た。ここには大きいのが居た。１７ｃｍ。 この群れも２匹で終わり。その後も時々光ったけど釣れなかった。 一段落したようで、ＫＳさんが荷物を取りに来た。１０匹ぐらいは釣ったはず・・と、思っていたら、ぴったり１０匹の連チャン。良かった。凄い。１０匹は滅多にない。 僕は同じ場所で粘るが釣れない。人も少なくなったので、ＫＳさんの所へ行ってみる。この辺では一番広い場所かな・・を、泳がせている。僕はその下の段を探ったが気配無し。 上に行って、ちょっと水深のある場所、その向こう、さらに向こう・・と、探っているとたまに掛かる。 ５時になりＫＳさんが竿を畳む姿が見えたので僕も竿を仕舞い始めたが、それに気付いたＳＯさん、僕が終わらないうちに仕舞い終わって下って来た。手返しも、竿終いも、何もかもが素早く・・が、大事と教えられた。 　　　釣果　　　１３～１７ｃｍ　　２１匹 竜巻にはびっくりしたが、陽気は良く、きれいな新緑の中、気持ち良く鮎釣りを楽しめた。誘ってくれたＫＳさん、ありがとう。 ＫＳさん、２２匹。ＳＯさんは２８匹だったかな？？ ＳＯさん、いろいろお世話になりました。ありがとうございました。 来週もまた行きたいけど・・
	５月１０日　　火　　晴れ 　今日は出来過ぎ
	今回もＫＳさんと荒川での釣り。 天気予報がいまいち分かってない。今のところ天気は良さそうだが・・くずれるかも・・出来れば二日間やりたいが・・ 今日は囮や下流。先日朝から良く掛かっていた場所に入りたい。囮屋前辺りはもう場所どりの人がいるが、下流は空いており目的の場所に入れた。 囮を放すとすぐ囮は動き出す。掛かりそうな泳ぎ。 それでも５分ぐらいはかかって１匹目。１５ｃｍ。 これも泳ぎすぎるぐらい動く。そして向こうの少し掘れたヘチ際を上っていく。其処で掛かるかなーと思ったが手前まで下って来る。そしてウロウロする。動くのに掛からないなあ・・と、思っていたら掛かっていた。 また追い掛け回して段を上る。それは上り過ぎだ。 少しずつ間が空き、アユも小さくなっていく。でも、１時間ぐらいで７匹釣れた。やっぱりここにはアユがいた。 ＫＳさんはどうかな・・釣れてればいいが・・３０メートル以上上流で竿が見え隠れしているが状況は分からない。一段落したら様子を見に行こう。 少しずつ人が増えてくる。上の瀬にも、下流のトロにも。 その後ペースは落ちたがツ抜けは出来て上々過ぎる出足。でも、囮の動きも悪くなって上飛ばしも容易ではなくなった。 そんな頃ＫＳさんが様子を見に来た。１０匹釣れたという。へえっーー・・　良かったあ・・。お互い入った場所が当たったのだ。 この時１０時頃だったかな・・これなら午前中２０・・そんな皮算用・・そんなわけないよな・・ やっぱりそんなわけはない。長い間が空いてしまった。魚がいなくなったのか囮の動きが悪い。行ってほしい場所まで上ってくれない。 渡って向こうから引き上げてみる。でも、何もない。
	どうするかなあ・・人が増えて行くところもない。 瀬の下の水深ある場所でキラキラする群れを見つけた。其処を狙う。狙い続けていると掛かった。型は良い。１匹釣ったら群れは下っていく。届かない場所へ行ってしまったので、上の段に戻す。少し間が空いて群れは戻って来る。そして１匹か２匹釣った所で居なくなる。 下の人も良く掛かっている。その下のトロにも人が多い。掛かっているかどうかは分からない。
	気が付くとお昼を大きく回っている。・・が、人がいるので川を渡れない。仕方なく粘る。 群れアユが来るのに時間が掛かって飽きてくる。今までやってた上の段には時々人の囮が居る。 ３時が近くなって、やっと川を渡る。岩盤なので滑って危ない。恐る恐るだ。 ＫＳさんの釣りを見ながら遅すぎる昼飯を食う。
	２段下で、最後の追い込み。向こうの筋にアユがいる感じがする。石横をゆっくり引き上げるとガツガツ。少し上でもう１匹。 石の上に引き上げるとギュン。これが大きく走って向こうへ、さらに下の段へ・・これは重い。もしかしたら鮎では無いかも知れない。ヤマメに糸を切られたという人がいた。 慎重に寄せて浮かせた。アユだ。そっと抜く。今までで最大だ。 その付近で５時までやって竿を畳んだ。 　　　釣果　　１４ｃｍ～１８ｃｍ　　２７匹 朝方は調子よく掛かったのに・・ ＫＳさんが様子を見に来た１０時ごろには１２匹。その後はたったの２匹。其処にはアユがいなくなってしまった。 先日は、一日中掛かっていたように見えた場所だったけど・・ でもまあ、これだけ釣れれば十分。出来過ぎだ。 ＫＳさんは２２匹だったかな？？　何故か２１、２２という数字が多い。 天気が崩れるのでは・・と、心配したけど心配無用だった。これなら・・明日も・・やるぞ！！
	５月１１日　　水　　晴れ 　魚が少なくなった？
	荒川２日目。 今日も天気は良く釣り日和になりそうだが・・ちょっと腰が痛い。 昨夜宴会をやってた人たち、泊りかと思っていたが、居ない。 車中泊は僕ら二人だけだったようだ。 来る車もまだ１台、２台。この時間、昨日は１０台位はあった。段々釣れなくなったからかも知れない。 今日は柳大橋上流。付近にはまだ誰も居ない。 先日いい想いをした下流へＫＳさん。僕はＳＯさんが早朝入れ掛かりをした場所に入る。 大体同じぐらいの時間のはずなんだけど、アユの気配を感じない。 まあ、そのうちには・・と、思いながら探り続けるが、今日はどうしたんだと言う感じだ。 誰も来ず、まだ二人だけ。やっぱり釣れなくなったからだろう。 ちょっと上流へ移動。やっと１匹目・・と、思ったら・・ウグイ。２匹目もまたウグイ。 しばらくして手応えなく１匹目。小さい。１４ｃｍ。さらにサイズダウンして２匹目。 小さくてもいいや・・と、粘ったけど小さいのを２匹かな、３匹かな、バラしただけで時間が過ぎていく・・今日は何かおかしい。 下ってＫＳさんの様子を見に行く。ＫＳさんも釣れず嘆いている。まあ・・まだまだこれからだ。先日１０連チャンしたのは午後だった。 初日なんて僕はお昼寸前でたったの１匹だった。そのうち、そのうち・・と、ＫＳさんを慰めると同時に僕自身も慰める。 気が付くと、やっと上の瀬の頭付近に何人かの釣り人が来ている。でも、人が少ない。 朝一番の場所に戻る。この辺、実績もあって、悪くない場所に思えるので粘るしかない。 何時頃だったか、少し雰囲気が出てきた。囮が動く。ギラリと掛かるのが見えた。気持ちいい。ほぼ同じ場所で入れ掛かった。１６ｃｍ。それからはポツリポツリ。しかし段々間が空くようになっていく。 下流のＫＳさんはどうかなあ・・上に下に動いてあちこち探ってるようだが・・ ＫＳさんの上に入った人が時々掛ける。僕よりペースはいい。上流の人たちは遠いので良く分からない。 今日はアユが見えない。キラリともしない。向こうの岩盤に先日は群れが見えたのに今日は見えない。この川というより時期的なせいもあると思うが群れアユ頼みの釣りなのだ。群れを追いかけないと釣りにならない。 午後の一時期だけ石に付くような気がするが・・？？ 間が空いてしまったので、ずいぶん早いが休憩、おにぎりを一つ喰う。
	お昼が近くなって、ＫＳさんの所に来た人・・ＳＯさんではないか。用事が済んで急遽来たみたい。下って挨拶に行った。 ＫＳさんは何匹か釣れたようだが相変わらず苦戦は続いていた。 朝方はどうなるかと思ったが、何とか僕は・・多分、ぎりぎりツ抜けした・・と、思う。 おにぎりを食べて、さっそくＳＯさんは少し上で開始する。やる気満々。僕とは比較にならないほどの釣りキチだ。 僕はその下流や上流を探るけど雰囲気はない。 今日もＳＯさんだけが釣る。掘れた岩盤筋を引き泳がせて・・見ると、今３匹、４匹と指を立てる。 僕は今日もＳＯさんの傍に行って見学する。 見てる間には２匹掛けたけど、２匹とも団子でバレた。僕も今日は４匹ぐらいはバラしてる。 ＳＯさんが狙ってる場所と似ている場所がちょっと上のある。そこでＳＯさんの探り方を真似てみる。 僕の方は囮まかせ過ぎるけど・・でもでも、掛かり始めた。ここは型もいい。６匹も釣れた。これが今日のハイライトだった。ＳＯさんのお陰だ。 雰囲気がなくなっても粘り続けて、また時間を使ってしまった。 ３時を過ぎると人はどんどん減って僕ら３人だけ。空いてていいけど、ちょっと寂しい。 午前中に比べれば午後の方が、少し早い流れにも居るような気がする。積極的に探って見る。釣れないけど感触はある。それで数匹追加した。 ＳＯさんは今夜車中泊なので遅くまでやるようだけど、僕らは５時でお終い。 囮や前まで戻って、ＳＯさんは再度川に出て行った。 　　釣果　　１３ｃｍ～１７ｃｍ　　　１９匹 今日は雰囲気がなくてどうなるかと思ったけど・・ＳＯさんのお陰もあり恰好だけは付いたかな・・あと１匹欲しかったけど。 午後からＳＯさん、１４匹。 ＫＳさんはめずらしく午後も好転しなかったようで残念。１０連チャンしたあの場所に今日は群れが来なかったようだ。 魚も少なくなって来た。追加放流に期待したい。
	５月１７日　　月　　曇り 　出し掛かり連発
	今日も荒川。追加放流したそうだから・・期待したい。・・が、今日は寒い。 何処に入ろうかウロウロしてるうちにいい場所には入られてしまった。 掛かる場所が限られるから場所どりは大事だ。特にここでは群れアユがいるかどうかが大事だ。 岩盤の小さな段に入る。囮は動くが掛からない。段々動きも悪くなって掛かりそうな雰囲気はなくなってしまった。 少し上流に移動。ここもすぐ掛かる雰囲気はないが・・我慢我慢。 雨は大丈夫そうだがカッパを着ていても寒い。水は冷たい。それだけで釣れる気がしない。途中で声を掛けた人たちもまだ掛かっていない。 １時間、２時間・・時間だけが過ぎていく。竿を置いて休む人もいる。 上の人が掛けている。その人だけは何匹か釣れているかも知れない。 もう１０時を過ぎる。何処かでとりあえず１匹釣りたい。 広い場所より狭い場所の方がいいのではないか？？その方が間違って掛かるような気がする。
	朝方の場所へ行く。居る気配はある。キラリとするアユもいる。でも、掛からない。 瀬落ちの深い流れ、アユは見えないけどやってみる。何もなし。さあ困った。 囮も弱って来た。囮を休ませ、僕も休む。 群れアユを探して歩く。 下のトロッパに群れかどうか分からないが跳ねる場所がある。その辺を泳がせてみる。 泳ぐけど元気さがイマイチだ。 やってきた人があそこにいっぱい居そうな・・もう少し・・あと１メートル向こう辺り等と教えてくれる。 その人、下流で竿を出した。しばらく泳がせていたが掛かったみたい。すっと手前の浅い場所だったと言う。 僕は掛からず、又竿を置いて群れアユを探す。すると、その人の少し上に真っ黒なアユ？の群れ。畳１畳位が真っ黒。しかしヒラを打ってるわけではなく、掛かりそうなアユではない。僕の弱い囮ではなおさらだ。 もうお昼を過ぎそう。 囮のお替りをした方がいいかな・・水が冷たいので休ませれば元気回復すると思うけど・・どうするか・・迷う。 上流にＳＯさんらしい姿があるが、僕は気が滅入っていて、恥ずかしくて、逃げたい気分・・だから、声も掛けられい。 このままではオデコで終わってしまいそう。それは情けな過ぎる。悩んだ末、囮のお替りを決めた。 囮をお替りしてからお昼にする。 ここに来た初めての日、６時間近く１匹のままだった。今日はそれよりひどい。 天気が悪いせいか今日は人が少ない。
	午後は少し上流のちょっと広がった場所。そこへ新しい囮を入れる。水深のある場所。 失敗した。もう少し大きい囮にすればよかった。僕はどうしても小さ目の囮を選んでしまう。 泳ぎ回らない。希望の場所へ泳がせるのに時間が掛かる。良く跳ねて群れていそうなところになんとか行ったが・・何時まで経っても掛からない。 目の前の流心近くでギラギラが始まった。其処へ囮を持って来る。 動いてるけど、ここも何時まで経っても掛からない。じれったい。何故なのか分からない。 もしかしたら囮が逃げ回っているのではないか？？　錘で動きを止めてみるか・・ 錘をかましてギラギラの中へ入れて・・と、すぐ答えが出た。掛かったではないか。 ２時を過ぎて嬉しい嬉しい本日の１匹目。１７ｃｍを超えるいい型。 １匹釣ったらギラギラはなくなった。 錘を外して泳がせる。向こうを斜めに上って行き、跳ねる辺りでウロウロする。間もなく掛かったようで目印が揺れながら流れる。１４、５、６ｃｍが４匹釣れた。やっと囮の余裕が出来た。 次は団子になりバレそうなので寄せるが、寸前でバラし、その次は、ならば、抜こうと、そっと抜くと、これもバラす。 それからは掛かりそうなのに間が空いてしまった。
	４時を回っていたと思う。調子が上がって来た。追っている。時々大きいのが突っ込んで目印を大きく持って行く。僕も興奮してくる。 大きいのはすぐ群れに入って行き小さいのを掛ける。大きいのも時々掛かる。 手前の早い流れでもまたギラギラする。勿論其処にも入れるがそこで掛けるには時間が掛かる。だから向こうを泳がせることが多い。 最低目標の１０匹は越え２０匹も見えてきた。２時前の状態からすると嘘の様・・ こちらの流れで掛かり出した。ギラギラはないのにアユがいる。 囮を手前から出して目の前３メートル。流心脇の流れを数１０センチ上るとキラリと掛かる。１５ｃｍ程度が多い。アユは全く見えないが何処かから飛んでくる。 ワンツースリー・・ギラり。ワンツースリー・・ギラり。全く同じ調子で立ったり座ったりを繰り返す。７匹か８匹かそれ以上か・・どれだけ続いたか・・数えていたのだが分からなくなった。 魚は大きくもないし、強烈な当りでもないが、この超速の入れ掛かりは・・気分最高、今季一番の時間だった。 出し掛かりは時々あるが、普通は１回で終わり。こんなに続いたのは初めてだ。 手返しが早ければもっと釣れたかも・・。 これも終わりが来る。雰囲気がなくなって、その後は何回入れても何もなかった。 雰囲気があるのはやっぱり向こう。１、２匹掛かってちょっと間が空き、また１、２匹掛かる。 遅くなるほど間が長くなり６時を過ぎたところで竿を仕舞った。まだ数人頑張っていた。 　　釣果　１３ｃｍ～１９ｃｍ　　３３匹 信じられない素晴らしい入れ掛かりタイムだった。４時からの２時間で２５匹ぐらいは釣れた。小さいのばかりではない。１８ｃｍ以上が５、６匹はいる。 終わり良ければすべて良し・・と、言いたいが・・２時までオデコのショックが大きすぎだ。嘆いている時間が圧倒的に長かった。 午前中は何故掛からなかったのか・・分からない。入った場所が悪かったせいもあるが・・水も冷たかったからかなあ？？ 明日は、特に午前中頑張るぞ！！
	５月１８日　　火　　晴れ 　荒川の記録更新
	荒川２日目 付近にはもう先行者が２人いたが、入ろうと思った場所へは入れた。ここは僕は初めてだが、先日ＫＳさんが良く釣った場所。 今日は前半ここで頑張って、後半は特に夕方、昨日の場所・・そううまくはいかないかもしれないが・・それが今日のもくろみ。そうすれば４０匹も見えてくる。 向こうを上らせて、目いっぱい上のヘチの角が狙いポイント。其処へ入れるのに時間が掛かる。 何とか入って行った。囮がうろつく。狭い場所なのでいずれ掛かる。 狙い通り数分で１匹目。１７ｃｍのいい型。 元気な囮はヒュルヒュルと上る。そして間もなく２匹目。 やっぱり場所なのだ。つくづく思う。 今日はいい天気。人がどんどん増えてくる。すぐ下流にも入った。 ポツポツと掛かり９時ごろにはツ抜け出来た。しかし、間がだんだん長くなっていく。 釣れなくなっても反応があるのはあそこだけだ。 対面に人が来て・・その辺をやりたがっている感じがする。やめてくれー・・そこへ囮がいるんだけど・・ しばらく眺めてたが、少し上で竿を出した。その人、小さな溝を探っていたが、しばらくしてその人の大きな囮が突っ込んできて、僕の囮を追い払った。僕の囮はこちらへ飛んできた。 言葉もない。その人はすぐ囮を引いたけど、僕の囮はそこへ上らなくなり、囮を替えた。 その人は間もなく下流へ移動したけれど、群れはしばらく戻ってこなかった。 時々は掛かっていたけど、１６匹かな１７匹かな・・で、止まってしまった。 岩盤で滑って尻もちをつき１メートルぐらい流された。少しだが水が入った。 脱いで少し焼けた石の上でお尻を乾かしながら、早いがお昼にする。
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	何故か水が増えた。向こうのヘチの角の波が平らになった。ヘチがヘチでなくなりさらに向こうがヘチになる。 魚の居場所が変わった感じだ。今まであまり掛からなかった下の人が時々掛ける。 少し下流でギラギラが見える。下の人に遠慮しながらその辺も探って見る。真ん中の筋、向こうの筋、さらに向こうの浅い岩盤の中。いろいろ探っていると時々掛かる。いい型が多い。これも段々掛からなくなり間が空いた。 そろそろ昨日の場所へ行く準備。其処はいまは人がいるようだけど・・遅くなると空いてくる。それに期待・・ 荷物を持って一旦車に戻る。 其処へＳＯさんも戻っていたので声を掛けた。午前中、上流の方へ行って散々だったという。ここへ来て６匹かな・・釣ったけど、まだツ抜けできてないという。 ＳＯさんさえそうなのだから場所むらが非常に大きいということだ。 今３時過ぎ。そろそろ終わりにする人も増えてくる。
	入りたい場所にはまだ頑張っている人がいるが、僕はその人の上に行って様子を伺いながら竿を出す。そこは掘られた岩盤瀬。ちょっと水深ある早い流れ・・こんなところでは掛からないが・・ここで時間を潰す。 その人のすぐ下にも人がいる。其処は少しは期待できる場所。 その人、僕が来てから１匹は釣ったかな・・思ったようには釣れてない。 下の下の人が竿を仕舞って、間もなくその人がそこへ移動した。狙い通り予定の時間に予定の場所が空いた。 大きめの元気囮を入れる。すっと目的場所へ行きウロウロ。暫くして掛けたが小さい。 小さいのは駄目だと思ったけど、十分使えますよ・・と、ギャラリーが言うから一応使ってみる。やっぱり動くけど次が来ない。逃げ回っているのだと思う。 昨日より水が高いので、ポイントがずれていると思う。反応はあるが、さらに向こう岸に近い方が良いように思う。でも竿が届かない。 なかなか掛からず時速４、５匹ペース。昨日、出し掛かり連発した流心手前も探って見るが全く反応なし。水が増えているのでこれが影響していると思う。 たまに今日も大きいのが目印を大きく持って行くが連発はしない。 時々しか掛からないがギャラリーからうらやましいと言う声が聞こえる。みんなあまり釣れてないのだ。 フネは蓋を開けると飛び出しそうなほどなので、ギャラリーはこれにもびっくりしている。 今日も６時までやった。ここでの２時間、９匹かな・・昨日の１/３ぐらいでちょっと残念だった。 　　　釣果　　１３ｃｍ～２０ｃｍ　　３７匹 昨日と同じぐらいの数かなと思っていたけど、フネの中には予想以上にいた。この川の記録更新だ。 今日は暖かかった。水もぬるんでいた。垢ぐされもあるし、青ノロもまだ少ないがこれから増えてきて邪魔になって来ると思う。 岩盤も先日よりは滑り、今日転んだ人を僕のほか３人も見た。 車に戻ると着替え中のＳＯさん。 あれから超絶の入れ掛かりをしたという。ギャラリーも呆れかえっていたようだ。 ３時ごろにはツ抜けも出来てなかった。なのに・・終わって見れば今日の釣果４０を遥かに越えたらしい。 こういう事があるから鮎釣りは楽しい。面白い。止められないねえ・・などと二人で盛り上がった。 僕は今回は今日で終わりだが、ＳＯさんはＫＳさんと明日も釣り・・頑張ってください。
	５月２３日　　月　　曇り晴れ 　群れアユ崩し出来ず・・撃沈
	今回もＫＳさんと荒川。 この川は、時期的なものもあるかと思うが・・群れアユ狙いしかない。 午後のいっとき流れのある場所にもアユは入るが・・ 囮や前の群れ場所には連日５時ごろから竿が出る。今日も勿論人がいる。 だから今日は、先日夕方いい想いをした群れ場所一点に絞る。釣れても釣れなくても後悔しない・・？？ 朝でも群れアユが少しは居るのではないか・・と、思うが・・ここの群れアユと心中（・・と、と言うのはおかしいか？）する覚悟だ。 少しは動くのでアユはいる。でも、すぐ掛かるなんて期待しない。 動きが大きくなってきて掛かったのは７時だ。それから１５分ぐらいで４匹。なんだ朝から掛かるではないか・・この時はそう思ったのだが・・ みんないい型だった。４匹目が１９ｃｍ。 囮が大き過ぎるかなと思ったけど、使った。追い掛け回してるのに何時まで経っても掛からない。 囮を替え針も替える。動かなくなったり、動き始めたりするが・・掛からない。 掛かった感触が２、３回あったが乗らなかった。他にも知らないうちに逆針が外れていたりして釣れないこと１時間、２時間、３時間。 掛からなくても・・狙い続けると決めた。他に群れアユが居そうなところも知らない。 下ではヘチの方を探ってたまに掛けている姿が時々見える。 ずっと下流にＫＳさんの姿が見えるが釣れてるのかどうなのか？？ 通りかかる人、４匹しか釣れないの？？そんな顔をする。えー、私の一日分をもう釣ったの？？・・と、言う人もいる。
	昼迄１０匹ぐらいはと思ったんだけど・・夢のまた夢だ。他の人たちもたまに掛けるのを見るが掛かっているとは言い難い。 群れアユはいるが・・水が増えた先日から、ポイントがずれたように思う。向こうヘチ際に頻繁に跳ねるアユがいる。あそこなら釣れるんだけど・・ちょっと立ち込んでも其処には届かない。 朝方はバタバタと４匹掛かったのだが、あれは何だったんだ。・・それから５時間・・お昼になる。お昼まで１匹、２匹という日もあったから別に驚かないが・・ 川原でお昼にする。 今日も人が多い。特に上流の囮や前はいつものように大混雑。釣れているのかどうなのか分からない。
	岩盤が滑る。石が滑る。滑らないのは小石底だけ。今日も転んだ人が何人もいる。深みにはまって全身ずぶ濡れの人もいる。 小さいのを１匹追加して、それから相変わらず長い間が空く。 群れアユは居る。時々追いかけっこをもする。でも掛からない。長ハリスにするか、チラシにするがしてみたいが根掛かりが怖い。 一度根掛かりし、下にあおっても上にあおっても外れずしばらく悩んだ。仕掛けを切ってもいいのだが、そのまま残ってしまっては其処を狙えなくなる。上流から回り込む事にした。 少し深いわずか２メートル幅の岩盤筋。大きな石が何個か埋まっている。足で探るすべての石がヌルヌルと滑る。石の間に足を突っ込み恐る恐る一歩二歩。 それを見かねたＫＳさん、遠くから助けに来てくれた。滑ると深みにはまりそうな場所を横切った。何時も面倒かけて申し訳ない。 何時まで経っても好転しない。しかしアユはいる。黒々している。 釣り場を探して対面を後先する人がいる。向こうヘチにいた群れアユがこちらに逃げてくる。狙ってる場所の群れがさらに大きくなり、丸くなったり長くなったり変形する。 これだけいるのに光るアユはいない。でも、チラシなら掛かると思うんだけどなあ・・ じれったい時間が続く。もうゴールデンタイムなんだけど・・そのためにここで粘り続けてるのに・・ 釣れなくなったＫＳさんが直ぐ下に入った。ＫＳさんはツ抜けしている。僕はその半分。 何時頃だったか、５時を大きく回っていたと思うけどグーンと来た。 数時間ぶりの１匹を慎重に抜く。１８ｃｍを超える。 さあ入れ掛かってくれ・・追いかけっこはするけれど追い詰められない。 たまにキラッとする手前の流れにも入れてみるけど反応はない。 もう終わりの時間だ。最後に流れのはやい岩盤筋を引き上げてみる。背針が欲しい流れだが無理やり引く。ちょっと浮き気味か・・流れの頭近くで・・ガーンと当たった。 良型２匹でちょっと糸が心配。ゆっくり寄せて慎重に抜いた。 元気囮でもう一引き。少し上まで引いたけど、この流れの中には数はいない。何もなく竿を畳んだ。 すぐ下のＫＳさん、ここへ来てから仲良く２匹。 　　　釣果　　１５ｃｍ～１８ｃｍ　　７匹 今日は群れアユを狙い続けて撃沈だ。 ＫＳさんは１３匹。 あの群れアユ・・釣り方が分からない。 みんなあまり釣れてると思えないが、６時を過ぎてもまだ川には７、８人の人がいる。 明日はリベンジ・・と言いたいが、この状況、そう簡単ではない。
	５月２４日　　火　　晴れ 　今日も・・撃沈？
	荒川２日目。 ５時半、早々とＫＳさんは川に出る。モタモタと支度を始めると、ＳＯさんこと宗助さんが来た。 話好きの宗助さん、今年の釣果、昨年との比較など、色々話してくれる。今年は魚が大きい分、数が少ないという。よってこれまでの釣果は昨年の半分らしい。 釣果にもムラがあるという。オデコの日もあったというから・・なんか僕も救われた気分。 今日は、昨日ＫＳさんがやった場所に入る。ＫＳさんは３竿分ぐらい上の小石底の浅い瀬。昨日まあまあ竿が曲がっていたらしい。 魚の気配が薄く囮はあまり動かない。一番の狙い場所は向こう上流の角付近。其処へ持って行くのに時間が掛かる。 前を宗助さんが下って行く。そして分流の狭い流れに入った。 どのぐらい経っていたか・・掛かった。ちょっと小さい。これを少し上流に放り込むと其処へ小さいアユがいた。瞬殺だったがサイズダウン。ちょっと弱弱しい。 これは希望場所へ上ってくれない。仕方なく他の筋をあちこち探る。 アユは見えず、跳ねもなく、雰囲気がない。目の前にはアユはいない。多分あっちの方の浅いところで群れているんだろう。 向こう分流の宗助さんの竿が曲がり続けている。拝むように静かに上飛ばししているかと思いきや、走るように下流へ・・群れが行ったり来たりしているようだ。 水が増えたので多くのアユがその流れへ入ったと思う。一度入ったら簡単にはその流れからは抜けられない。動く範囲は広くないので散るようなこともなく、狙いやすいと思う。 僕は自分の釣りより頻繁に宗助さんの姿を追う。 頻繁に囮を替え針を替えるが釣れない。久しぶりに来たと思ったらハヤ。ハヤも多くはないと思うけどこれが掛かる。 ＫＳさんの所へ寄ってみると５匹釣っていた。対面にも人がいるが０匹らしい。 １０時頃になると魚が見えてくる・・と、期待しているのだが・・たまに小さいのがキラッとする程度で雰囲気はない。こんな状況なのに宗助さんだけは入れ掛かっている。 囮交換してる姿ではなく、出し掛かりしているのを何回も見た。落としたのも見た。 今日は人が少ない。絶好の釣り日和なんだが駐車場は広く空いている。
	下に年配の人が入った。石が滑るから気を付けて・・と、言ったのだが・・間もなく本当に滑って仰向けに倒れた。浅くて緩い流れだけど若干流される。止まったけどなかなか起き上がれない。 僕は竿を置いて手を貸そうと下り掛けたが・・なんとか自力で立ち上がった。 止まるような石が直ぐ下流に無かったら、浅くても、流れが緩くても・・年よりは危ないと改めて思った。 ボケッとしていたらガーンと来た。伸されそう・・溜めてゆっくり寄せる・・あーー・・バレたー。　何なんだ。釣れてない時のバラシは非常に痛い。泣きたいけど・・逆に笑っちゃう。 目印をぐーんと持って行って石を巻いた。でも、掛からない。 針が小さすぎるのか？それからは、針サイズをアップした。 近くにアユが来たな・・と思える貴重な時間だったのに１匹も釣れなかった。 上にも下にも人は来るけどだーれも釣れず何処かへ行く。 ＫＳさんの対面でやってた人は囮のお替りをしたらしい。 釣れているのは宗助さんだけだ。 土手ではギャラリーが多分、呆れかえっているだろう。
	気が付けばお昼を過ぎている。もう終わってるかもしれないがＫＳさんの脇へ行って弁当をひろげる。 話題は当然宗助さんの釣りになる。３０は釣っているんじゃあないか？？と僕。 いやーそこ迄は・・と、ＫＳさん。 宗助さんもお昼に上がって来る。さあー　どちらだろう？？ 宗助さんは数をしっかり数えていなかった。２０ぐらいではないかと言う。いやー・・そんなことはないねえーーと、僕ら。 チラシなど針をいろいろ使ったこと・・脅して群れアユを動かしたこと・・秘訣を色々話してくれる。
	午後もみんな同じ場所。釣れない僕も同じ場所。下も上も探って見るがみんなアユがいそうな動きはない。可能性あるのはこの付近だけだ。 見え隠れしている下の人が少しは釣れているかも知れない。 食むアユが見えるようになった。でも、１匹か、居ても２匹。少ないが狙ってみる。 そんなことをしているとガツンと掛かった。５時間ぶりぐらいではないか。相変わらずバレもあって数は増えない。釣れたのは４匹。もうちょっと釣れても良かったけど・・残念。 夕方になり釣れなかったけど昨日の場所へ行く。まだまだ人が多い時間なのだが、今日は僕ら３人以外１人か、２人。釣れないからみんな粘らない。 今日も群れがあるような動きはした・・が、１５ｃｍが１匹掛かっただけで夕方タイムもなく終わってしまった。 午前中と同じように釣りまくっている宗助さんを残して僕らは引き上げた。 　　　釣果　　１４ｃｍ～１９ｃｍ　　７匹 昨日と同数で今日も釣れなかった。これは撃沈・・というより、こんなものなのかも知れない。 ＫＳさんは１０匹だったかな・・ 後からの報告で・・宗助さんは６８匹だったという。４、５０は釣ってると思ってはいたけど・・驚く数字だ。近辺の釣り人全員集めても届いかないだろう。