2021年　9月　鮎釣り日記
	９月７日　　火　　曇り 　安曇川１日目
	ＫＳさんが安曇川で琵琶湖産を釣ろう・・と誘ってくれた。遠いけど面白い釣りが出来る・・小さいけど数釣りが出来る・・という事で行くことにした。２泊３日予定。 約５００ｋｍ、昨日ほとんど寝てないのに・・ＫＳさんが一人で運転した。 ほぼ予定通り、６時前に着いて何か所かの場所を見て回る。そして決めたのは北川出会い付近。 先行者は１人、北川ですでに３匹釣っていた。 初めてなのでさっぱり分からず、駐車場の前の瀬の最上流付近でスタート。 手前の浅い石裏、駆け上がりを探り時々ちょっと向こうの流れも引く。 水はきれいだけど魚は見えない。たまに小さいのが跳ねる。 直ぐ３人連れが来た。いつもは下流でやってるらしいが、濁ってる・・と言ったかな？？・・それで今日はこちらに来たらしい。 この川は黙っていても５０は釣れますよ・・と期待を持たせる。 ３人組の１人は８７歳だという。元気に見える。僕もまだまだ頑張らなければ・・と思う。 手応えもなく掛かったけど・・超チビ・・何だこんなのが居るのか・・即放流。 早い流れに近い石裏で１５ｃｍ弱が掛かったが、その後は１２ｃｍか１３ｃｍ。 数に入れてもいいのかなあと思うようなサイズも掛かる。 ３人組はすぐ下流に入りしばらくは僕と変わらないペースだったが、真ん中の人がペースを上げた。入れ掛かって、型もチビではない。川の１/３ぐらい手前の浅い場所。
	ＫＳさんが川を渡って対面を探りながら下っていく。時々掛かったような姿が見える。 上の瀬の広い瀬肩付近では二人が竿を出している。１人がポツポツ掛けているようだ。 僕が一番釣れていない。少し上で川の中からヘチ寄りを引き上げてみる。水深５、６０ｃｍはあるかも・・ ヘチにしか石がない。ずっと引き上げてみたが反応はない。 川を渡って右岸側から竿を出す。こちらは浅い場所はほとんどない。流れが速い。 石脇で掛かった。１３ｃｍちょいぐらいか。この流れで使うには厳しいが、其処にいた鮎だ。少しの時間ならと入れると・・まあ元気に沈んでくれる。間もなく同サイズ。
	今日は風が強い。時々竿があおられる。そんな中なので１３ｃｍ位をまともには受けられない。 いい囮が出来ない。上に行ってみる。 瀬頭付近に１人いて、その上流。川の中からヘチ寄りに泳がせてみる。時々、１４、５ｃｍ跳ねている。水深は脛よりちょっと深い。 間もなく掛かった。１匹掛かると１４、５ｃｍが時々掛かるようになった。入れ掛かりもある。周りに行きたい場所もなく、其処で粘り続ける。 １２時にはまだ早いようだがＫＳさんはもう車に戻っている。 僕は１２時まで其処で粘った。午前中の釣果・・２１か２２匹。 前半は１２、３ｃｍが大半で面白さはなかったが、後半はまあまあサイズばかり・・と言っても、１４、５ｃｍ。その位あればこの川では良型と言えると思う。 今日釣ったばかりの鮎の味噌汁を作ってＫＳさんが待っててくれた。 ＫＳさんは一杯飲んで楽しそう・・ 午後は上の瀬の瀬肩付近を探って見る。其処は午前中そこそこは釣れてるように見えた。１人が長い時間やっていた場所だ。 波のある筋を探っていたら間もなく掛かった。 同じ筋では次が遠い。筋を変えて、又変えて・・小さい波は幾つもあるので一つ一つはめんどくさい。コロガシのように（やったことがないので良く分からないが）斜めに、横に引く。２０メートルぐらいはあるかな・・広がった瀬肩付近を横引きしながら右に左にと往復する。・・と、時々掛かる。 掛からなくなったら少し下ったり、上がったりして、同じことを繰り返す。 掛からなくなったらもっと下って、流れのきつい場所。でも、下は掛からない。上のもっと平らになった付近が魚が多いような気がするが、波もなく砂地に近いので探りにくい。 行きたい場所もなく粘り続けて５時が近い。ＫＳさんの姿はまだないがお終いにして車に戻った。 ＫＳさんは何処でやってるのか姿が見えない。着替えて、隣の人と駄弁りながら待つ。 まさか何かあったわけでは・・ちょっと頭をよぎったりするが・・この水量流されることもないだろう。 ずっと下流に１人釣り人がいるような・・定かではないが・・あの人がＫＳさんか？ 帰って来たよ・・と、隣のお爺さん。見るとＫＳさんが上から戻って来る。支流の北川でやっていたとは知らなかった。 　　　　釣果　　８ｃｍ～１６ｃｍ　　３８匹。 黙っていても５０は釣れる・・と、３人組は言ったのに・・残念。 午前中、少し苦戦したＫＳさん。支流で稼いで僕とほぼ同数。 早朝から支流でやっている人は７０を越えているようだが・・５時半過ぎてもまだ頑張っているみたい。 今日は一日中風があった。アユが小さいので当りが分かり難いし、恰好よくタモに入ら無かった。 風がなければ、小さくてももう少しは楽しい釣りになるのに・・ 明日は雨予報・・大雨でなければいいが・・どうなる事やら・・
	９月８日　　水　　雨 　安曇川２日目
	安曇川２日目 木々が大きく揺らいでいる。今日も風かあ・・雨は小雨。 この程度であれば何とかできるかな・・でも、気温は低い。 普段はパン１枚の朝飯だが、今日は宿の朝飯をたっぷり食って、ちょっと腹が重い。 今日の釣り場は、オートキャンプ場上流。 ８時近い川にはまだ車１台。瀬頭付近に２人入っている。 その下の瀬尻から少し下流で竿を出してみる。もっと浅くて緩い流れが好きだが付近にはない。 瀬尻でＫＳさんが掛けた。僕は流心脇の駆け上がり付近を探る。小鮎が跳ねている。 しばらくしてＫＳさんが腰以上の深さの川を渡った。彼のタイツはウエット。早朝からお尻を濡らすとは・・それでなくても今日は寒いのに・・向こうに分流があり、そちらに行くようだ。 小さいのが数匹掛かったが、移動する場所が付近にはない。大きく下ればあるかもしれないが・・遠い。 僕も分流へ行ってみるかな・・と、思いながらもしばらくそこで続ける。 見ると瀬頭付近の１人が何処かへ行った。そして１人が下ってきて僕の下流へ入った。 代わって僕が瀬頭付近へ行く。浅い左岸側から竿を出す。手前ヘチ寄りで小さいのが跳ねる。ヘチ寄りは浅すぎて探れない。 下流に入れて引き上げる。筋を変えて引いたり待ったり・・していると、掛かった。 １５ｃｍ弱の此処ではいいサイズ。 早朝は木々が揺らいでいたのに、風は気にならないぐらいだ。雨も今のところ大したことはない。 アチコチの筋を探ると掛かり出した。手前の少し浅いところでも掛かる。向こうの早い流れでも掛かる。 早いと言っても広がった瀬頭なので強い流れではないが・・ みんなまあまあサイズで囮の循環がいい。入れ掛かりなどないので数は思うように伸びないが・・楽しい。当りは・・琵琶湖産は良いと聞いていたので期待したが・・今のところそれほどでもない。 釣れなくなっても近くにはいい場所がなくて、上の瀬迄も遠い。 昼が近付いた。とっくにＫＳさんは戻って、多分鮎の味噌汁でも作っているのだろう。 その他の人達も戻って来た。上流へ行っていた人、分流へ行っていた人、５人ぐらい。 僕も昼飯にする。ここまで１４、５匹位かな・・もっと釣ってるかな・・数はよく分からなくなっている。 雨も今は止んで、川原でお昼が食べられる。今日もおいしいアユの味噌汁をいただく。 寒いのにＫＳさんは缶ビール。楽しい、楽しいを連発する。天気が良ければ・・もう少し釣れてくれれば・・なお楽しんだけど・・ 後片づけも全部やってもらって・・僕は瀬頭に行く。釣れそうな場所が此処しか見当たらない。 お昼の終わった他の人たちは、１人がこの瀬頭。他の人たちは、午前中やった場所だろう。 午前中と同じような探り方でポツポツ掛かる。入れ掛かりもあって面白い。 今回最大の１７ｃｍも来た。たまにいい当たりも出てきてペースも上がった。午前中より活性がある。 でも、いつまでもは続かない。雨脚が少し強くなった。水かさが増してくる。出てた石も頭を隠す。波も平らになる。 そのせいか、ガクンと釣れなくなった。 僕に変わって対面やや上流のお爺さんの竿が曲がる。そして入れ掛かる。６、７匹は続いたかな・・僕はそれを見て指を銜える。 ＫＳさんが上がってきて対面に入った。しばらくやったが釣れたかどうだか・・ お爺さんも止まり、僕も釣れてない。 背後の小さな流れで小さいのが跳ねている。今までも何回か竿を出したが釣れなかった。 再度遊んでみるか・・と、小さい囮を静かに入れ、根掛かりしないようにそっと引いたり待ったり・・ そんなことをしているとキラリと掛かった・・が、囮にならない大きさ。 じれったいが跳ねてた付近中心に探り続けると・・掛かる。 そんな釣りを背後で見ていたＫＳさん・・見たぞ見たぞ！！と、おちょくる。 ＫＳさんはまた分流へ行った。 僕は左を向いたり右を向いたりして付近で粘り続ける。水かさが増した流れではたまに掛かる程度で、小さな流れの方が中心になってしまった。ちょっと寂しい釣り。 若い人が声を掛けてきた。 午前中下流でやって５０匹、午後ここへ来て、上流で３０匹と言う。 若いのにそんな技術、何処で身に着けたんだ・・と、思う。 こんなどうしようもない流れなんかやっていて・・なんか恥ずかしくなってきた。 そんな中で掛かった。そして入れ掛かりで１ｍぐらい吹っ飛ぶ。普通の流れで１ｍは大したことないが、ここは浅い極小の流れ・・ちょっとだけど気持ちいい。 少しサイズアップ。それを泳がせれば入れ掛かりますよ・・と、若い人。しかし見ている間には掛けられなかった。 元の流れは強くなって、たまにしか掛からなくなり、数が伸びない。何とか掛かるのは冴えない流れだけだ。最低３０の目標はクリアしたと思うが・・もう少し頑張る。 ずっと１人だった瀬頭に遅くなって１人入った。夕方タイムを狙って再度出てきたように思う。 瀬頭の最下流付近の絞られた流れに入れて・・良型が掛かっている。 僕の方は掛からず諦めて竿を畳んだ。 　　　　　釣果　　８～１７ｃｍ　　　３９匹 思ったより釣れていた。流れが強くなるまではまあまあの大きさだったけど・・午後遅くは小さいので数を稼いだ。 雨がそれほどでもなく、昨日吹いたような風もなく、一日釣りが出来て・・まあ、良かった。 今夜は雨、ちょっと心配。 -------------------------------------- ３日目。 昨夜は大した雨ではないように思えたが・・濁ってしまった。 上も下も支流も見て回ったが何処も釣りは不可能で残念。ゆっくり帰ることにした。 ８月の大雨で小さいのが上がって来たという。上流へ行けば数は少ないが大きいのが出るとの事だった。 ３日目はその辺に行ってみるつもりだったのに・・ちょっと残念。 今回の釣行は何もかもＫＳさんにお世話になった。僕は釣りだけやっていれば良かった。 ＫＳさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
	９月１３日　　月　　晴れ 　３０はいけるかと思ったけど
	鶴川が今週半ばで終わりになる。 最後なので行きたかったが、先日、いい想いをした富山に未練があった。 どうするか迷ったが、北陸は珍しくいい天気が続く予報。時期的に遅いかなあ・・とも思うが・・えいや！！と再度出かけることにした。 小川は囮屋がないので、まずは早川に寄る。５時半ごろ着いた。誰もいない。 少し川を見て歩く。水の少ない流れは、ひどい垢ぐされ。流心近くでも青ノロがあって釣りにくそう。場合によっては１日目はここでも良かったが・・やめて、やっぱり小川に行くことにする。 ６時を過ぎてもしばらく待ったが囮屋さんが来ない。 姫川のふ化場事務所へ行ってみるか・・どうせ途中だし・・と、其処へ向かうが分かりにくい場所。 なんとかたどり着いたけど・・誰もいない。電話を入れてみたけど・・当然誰も出ない。少し待ってみたが・・お客も来ない。 早川の囮屋さんに電話を入れるが、これも出ない。 兎に角、早川に戻って待つしかない。なんか前回もそうだったけど・・行ったり来たり・・時間を無駄にしている。 囮やさんは来ていた。無事囮を手に入れて小川に向かう。 釣り人は２人入っていた。海のすぐ上ではいつものようにドブ釣りの竿が並んでいる。
	前回やった辺りが空いていたので其処で始める。 今日も８時半を過ぎての遅い竿出しだ。 付近では水深のある流心僅か手前で掛かった。１７ｃｍ程度。前回も此処で早朝掛かったような気がするが・・２匹目は此処では掛からない。 少し引いたり待ったりしていると、時々掛かる。少しずつ上に引き上げる。ガツン。 今日も２０ｃｍ級が竿を大きく曲げる。この大きさにだいぶ慣れてきたけど・・まだモタモタする時がある。 良型が良型を呼び、サイズは２０ｃｍを超える。まだまだヌルヌルの追い星の濃いいいアユ。２匹のアユをタモの中で惚れ惚れと眺める。 止まった時は、背後の流れを探る。小さい浅い流れだけど２０ｃｍ級も居る。浅いが流れは早い。元気囮でないと上手く入らない。引けない。 中間を探り、向こうへち際を引き上げる。 囮を入れた途端に手前で大きいのが掛かったりするから大きいのは緩い流れに居るような気がする。 流心や、向こうヘチ筋では１７、１８、たまに１５、１６ｃｍが掛かる。 幾つもは掛からない。１匹か２匹。調子いい時で３匹。 上には人が居る。その人、ずっと上からすぐ上までを行ったり来たりする。その人が上に上がった時を見計らって、その流れを探る。 ふた引きぐらいするだけで長くは粘らない。 お昼を少し延ばして、頑張って、１７匹かな・・期待以上に釣れた。 上手くいけば今日は３０は越えられるかも・・ 今日も人は多い。海に近い方が多い。見えない上流にも居ると思うけどそちらは分からない。
	午後も同じ場所でスタート。 間が空くことが多くなった。下流では大きく竿が曲がっている。他の人たちもそこそこは釣れているように見える。 先日良く掛かったヘチ際、少し引けばゴツン、その上でゴツン、その上でゴツンだったのに・・今日は何回引いたことか・・ずっと上まで３回、４回？？掛かったのは１匹だけ。 思うように数は伸ばせない。忘れたころに掛かる程度になってしまった。 背後の流れを探ることが多くなった。川が狭いので、ポイントが狙いやすい。探りやすい。待ちやすい。 大きい流れの方は広いので何処を引けば・・何処で待てば・・が、分かりにくい。 適当に、少しずらしながら探っているだけだ。 先日は５時を過ぎてから夕方タイムがあった。それを期待して５時を回っても粘ったが・・失速したままだった。 　　　　釣果　　１５ｃｍ～２０ｃｍ　　２７匹 一時は３０を越えられる・・と思ったのに・・ でも、これだけ釣れれば十分ではないか・・サイズは良かったし・・まだまだいいアユ・・間もなく終わるとは思えない。来たかいがあった。 車に戻れば・・見慣れた顔。先日早川で出会った二人連れ。午前中、早川でやったとの事。釣れたけど、やっぱり青ノロがうるさいのでこちらに来たそうだ。 焼いてる肉がおいしそう・・ 僕は寂しくコンビニ弁当を買いに走る。
	９月１４日　　火　　晴れ 　今日はイマイチ
	小川２日目。 朝、車から出てみると、ドドーン、ドドーンと一定間隔で大きな音がする。大波が打ち寄せ、白波が高く舞い上がって水しぶきを上げている。 海が盛り上がって、津波が押し寄せてくるようにも見える。 見慣れていない僕にとっては怖さを感じる景色だ。 駐車場の前に埋けたフネが深く沈んでいる。海面が上昇してここまで水が上がっている。 今は潮が満ちているときなのか？？ならば、いずれ引いてくるだろう。 一緒に車中泊した二人連れの二つの囮缶がないのに気が付いた。流されたのか？？ 水位は増えたが、昨夜は雨は降ってない。この水は下の水位が上がったせいだ。流れは緩いから流されるはずはないと思うが・・ もしかしたら盗まれたのではないか。大きな石が乗っかっていた。並んで埋けておいた僕のフネは無事だった。
	早朝から、気が落ち込んで、みんな暗い気分・・今日も釣り日和のいい天気になりそうなのに・・ どうぞ、僕の囮を使ってください・・と、二人に言い残して僕は釣り場に向かう。 今日もいつもの場所だ。一度いい想いをすると其処ばかりになってしまう。 今日は何か変。囮が下流へ走ってばかりで、引けない。無理気味に引こうとしてもいやいやしてしまう。 手前に入れても、向こうに入れても、下流へ走る。囮が沈まない。釣りにならない。 どうしてかなあ・・あの水位のせいかも・・小さいアユが沢山上がって来たのではないか・・それを追いかけているのではないか・・ 上に追いかけてくれるのなら囮任せにしてもいいが、下流に追いかけるのでは釣りにならない。　どうすればいいか分からない。 ずっと向こうのヘチ際に入れてみる。ここなら大丈夫。動かないということは小さいアユも居ないのかも知れないが・・走ってばかりだった囮を休ませる？？ 少し上流へ向かい始めた。ヘチ寄りを上る。小鮎を追い詰めないか・・この小鮎、一体どの程度のものなのか見て見たい・・が、掛からない。 小鮎がこちらに逃げたのだろう・・それを追って、目いっぱい向こうから高速でこちらに走って来る。そしてまた下流へ向かう。 こんな感じで、釣りにならない。 背後の流れに入れてみた。こちらは・・何故か、小アユが居ないのか、下流へ走らない。 しばらくこちらでやることにした。ゆっくり引き上げる。ガツガツッ・・やっと掛かった。嬉しい本日の１匹目。少し下って慎重に抜く。１８ｃｍ これを引き上げて、引き上げて、差し替えて・・途端にガツーーン・・ギューーンと浅い瀬を引っ張られる。 最下流まで下って抜いた。大物ではなかったけれど、久しぶりのいい当たりだった。 囮にはちょっと大きいので、囮はそのまま。 ずーっと引き上げて、手前で１６ｃｍ。それからもしばらくこの流れでやったが追加できず、大きい流れに戻る。 背後で車のクラクションが鳴った。振り返ると囮缶をなくした二人連れの一人が手を振っている。囮を使ってくださいと言ったのに・・釣りは諦めて帰るようだ。 彼らは、僕のように早朝から遅くまでガツガツとはやらない。その代わり鮎釣り期間の大半を川でのんびり過ごしてるみたい。車が大きいから雨が降っても少々の雨ならのんびり待っている。
	まだ、下流に走るものの早朝ほどではなくなったが、掛かりそな雰囲気もなく時間が過ぎる。 時速１匹か２匹で退屈する。ボケッとしているとたまに掛かって我に返る。 でも、なんとかツ抜けはしてお昼を迎えた。 今日も人が多い。見える範囲で７、８人はいると思う。向こうの分流、見えない上流にも居るだろうから、かなり賑やかだ。  午後も同じ場所でスタート。 どうですか・・と声を掛けられた。その人、１匹掛かったが、バラして、その後釣れてないらしい。 いろいろ話をしていると・・ブログを出されてる方ですか？、すーさんですね・・ まさか、こんな遠い富山まで来て読者の方に声を掛けられるとは思わなかった。うれしい。 ・・だからではないが、釣れてないなら囮を差し上げるか・・と思ったが、昨日海川でやって７、８匹は持っておられるらしい・・ならば、何とかなるかな・・と、提供しなかった。 ちょっと気になって見ていると、その人、僕のすぐ上で、掛かったみたい。良かった。 ・・と、一安心していると、今度は大きく竿を曲げる。拍手、拍手。 人の釣りを見て喜んでいる場合じゃあない。僕も頑張らなければ・・だけど、だけど、此処は釣れそうな雰囲気ではなくなっている。 背後の流れもやってみる。此処も駄目。 上の人はどんどん調子を上げている。 場所を変えた方がいいかな・・いい場所もないが、大きく上に行ってみる事にした。
	瀬肩付近の小さな分流をやってみる。反応がない。大きい流れの瀬頭、流れが速い。少し深い。苦手な錘を付けて探って見る。段々前に出てヘチ寄り。やっと１７ｃｍ程度を１匹。 時間を掛けたが追加できない。探りながら下る。たまに掛かって時速２匹。思うように掛からず、午前中の場所まで下る。 上でやってた人が竿を畳んだ。午前中釣れなかったのに午後の釣果は１３、４匹だという。凄い。大きいのも掛かって楽しめたようで良かった。 ・・が、僕は逆に釣れなくて意気消沈。僕もやめて帰りたいところだが、・・もう１日遊ぶ。・・ので、もう少し頑張る。 しかし、今日も夕方タイムはなく終わってしまった。 　　　釣果　　１５ｃｍ～２０ｃｍ　　　１６匹 今日はイマイチだった。 午後、釣れず、アユが少ない・・と、感じたが、釣る人は釣っている。居るところには居るのだ。　明日は頑張ろう・・ 昨夜は、あんなことがあったので、囮缶を同じ場所へ埋けるのは心配。一目では分からい場所を探して埋けた。 駐車場前付近の水位が下がらない。朝とほぼ同じか、それ以上だ。 いつもなら上の写真の釣り人より下流１００メートル近くは瀬になるのに、水が上がってずっと平ら・・何故なのだ？？
	９月１５日　　水　　晴れ 　寂しい最終日
	小川３日目 明るくなったと思ったら、下流にはもうドブ釣りの車。後から後から来て５台ぐらいになる。 何時も釣ってた場所は土手の向こうだが、水位が高いので土手のこちら側が釣り場所. 何故水位が高いままなのか・・僕には分からない。 朝飯と、弁当を買いにコンビニへ・・どの道を走ればいいのか、分からず１日目はいろんな道に迷い込んだ。２日目の後半になってやっとつかめた。 　７時、珍しくまだ釣り人が来ない。 昨日はちょっと冴えなかった。今日は頑張るぞ！！とオロナミンCを飲んで川に出るが・・やっぱり、少々疲れ気味。年には勝てない。 いつも同じ場所では脳がない・・と思って上の瀬からスタートする。 今日は風がある。時々煽られる。短い竿にすればよかったなあ・・交換も面倒だ。 今日も囮が下流へ走りたがる。止めてもなかなか安定しない。差し替えて別なところへ入れる。そんな感じで釣りにならない。やっと付いてくるようになったと思ったら、弱ったのか横になる。仕方なく囮を替える。 誰も居なかったが上流に人が出てきた。下流にも４人組、２人組が来て、今日も賑やかになりそう。 ずいぶん時間が掛かって１匹目。向こうヘチラインに入った途端、ガツンと来た。瀬の下流まで下って風が弱まるのを待つ。抜いたけど・・コントロールできずタモからは遠かった。でも、落とさず、無事だった。１匹目から２０ｃｍ級だ。 上の狭まった瀬の人が何匹か掛けてのるのを見た。その上の瀬頭付近、昨日僕も竿を出した場所だが・・囮交換してるような姿が見える。
	僕の方は次がまた遠い。 ヘチラインを大分上まで引いた。瀬の真ん中付近も探った。手前の流れにも入れてみた。少し下って中段も探って見た。風が強くて狙った場所には入れられないことが多いので筋は適当。それでも追いがいいのが居れば掛かるはずだが・・ 半分以上の場所では、囮が下流に行きたがって仕方がない。無理に引くと首を振りながら付いてくるだけ・・始末が悪い。 結局２匹目も向こうヘチの隅っこだった。真ん中付近では釣れない。 背後の流れに人が来た。狭い分流なのに川のど真ん中に立ち、下竿で右に左に・・コロガシのような釣り方。 こんな釣り方今まで見たことがなかった。先日安曇川に行ったとき瀬肩付近で初めて見た。 その後、僕もまねて、同じ場所でやってみるとそこそこ釣れた。効果があると思った。 気になって時々見ていたけど、その時は背後の流れでは釣れなかったと思う。 僕の方もその後１匹追加しただけで、今のところ場所選定失敗・・だ。 空いた背後の流れもやってみる。少し上に１人いる。 探り続けているとガーーンと来た。大きそう。 やっと抜いたけど５０ｃｍ以上伸びた草に絡んだ。絡みは簡単には外せない。最後には草を引きちぎったり、抜いたりしたけれど・・タモにたどり着いた時には２匹ともグロッキー。 人が多くてほとんど動けない。下流は４人組が並んでいる。その下の、もう少しで海と言う辺りにも人がいる。 僕は釣れる気がせず、分流で時間を潰す。 結局、まだツ抜けに遠いままお昼になった。 駐車場付近が最下流。水が引かなくて平らだ。其処で女性釣り師が釣っている。泳がせ気味。竿裁きなどかなりの経験者に見える。 お昼を食べながら見ていると掛けた。 風もあるので、さすがに抜けない。寄せて取り込んだ。 午後も場所はなく、午前中と同じ付近。 何時まで経っても活性が上がらない。雰囲気がない。向こうヘチを探っていると、いきなり動き出しこっちに走って来る。そして元の位置付近に高速で戻っていく。何だ今の動き。気になって寄せて見ても逆針も外れてない。多分小さいのを追いかけまわしたのだろう。 こんな動きが何回かあるが、掛からない。
	下流の人たちでは、一番掛けているのが、コロガシ風に探っている人。待つことはほとんどない。常に右に左に引いている。１ッ歩上がって同じことを繰り返す。 分流下流でも何匹か入れ掛かった。僕は指を銜えて・・羨ましい。 僕は背後と交互に探って、時速１匹、２匹 相変わらず風は吹くし疲れてきた。竿を持つ手指も引きつってくる。もう半分諦め気分・・ ところでツ抜けはしているのかなあ・・それも分からない。４人組が１人２人と上がり、空いてきた。その下へ下る。すぐ下では女性釣り師が頑張っている。 囮を入れると向こう向こうへ行く。ヘチの方に小さいのが居るようだ。しばらくしたらコツコツと小さな・・これは当りか？？　ちょっと引いてみると手応えらしいのがない・・が、またコツコツ・・もしかしたら掛かっているか・・と、竿を立てると・・掛かっていた。今まで釣ってた鮎と違ってちょっと弱そうな１５ｃｍ弱。 同じ付近を泳がせる。 ２匹目が来ない。流心を引くには元気が足りず、今度は反対側のヘチ寄り。あまり泳がないので引く。キュンと掛かった。ちょっと手応えがあったが、これも１５ｃｍには届かない。 周りはみんな上がってしまったが、まだ４時半、もう少し頑張る。ずっと上流にはまだ１人見える。 それから２匹ほど追加して竿を畳んだ。 　　　釣果　　１４～２０ｃｍ　　　１４匹 　やっとツ抜けした・・が、情けない寂しい結果で残念、残念。 付近ではコロガシ風に釣ってた人がダントツだったように思う。 でも、今回は、天気も最高（最後は風が邪魔をしたが・・）で、３日間も遊べて、その点では満足だ。 この川は、間もなく鮭漁のための川作りが始まり下流は釣りが出来ないらしい。 来年のことを言うには早過ぎるが、もし来るんだったら・・魚がもっと多いうちに来たい。 その元気が・・来年もあればいいが・・・
	９月２２日　　水　　雨曇り 　囮を確保しただけ
	さあ、これからはどうするかなあ・・ 何処もいい情報はない。僕の腕では、ツ抜けできそうな川がない。 酒匂川フアンの僕としては、釣れそうにはないけれど、一度は顔を出さねば・・と、行ってみることにした。 渋滞して遅くなった。８時前の薮下、旧囮店前には４人入っていた。眺めてると、瀬頭の手前の人が１匹釣った。サイズは良さそう。少しして、その対面の人が掛けた。 そこそこは釣れるのではないか？？ 上流に歩いてみる。上に二人見えた。上流は流れが左岸側に来て深く掘れている。 いつも下りていた階段の下など、水量が多いせいもあるが、僕には下りられない。 川を渡れれば、僕にも優しい釣り場があるが・・渡れそうにない。 着替え中の人に話しかけてみた。 ずっと向こうで竿を出してる○○名人でも、ツ抜けできるかどうか・・僕らでは５匹釣れるかどうか・・だという。 そんな状況なのに後から後から車は来る。
	新十文字橋で着替え中の人、・・・囮が心配なので３匹買った。２、３匹でも釣れてくれればいいが・・との事。 その下流にも３人４人、ずっと下流にも見えるから、釣り人は１０数人はいる。 僕は、眺めたり、写真を撮ったりするだけで、竿を出したい気にならない。水が減って、もうちょっと川が歩きやすくなってくれれば・・
	今回は止めて他へ行こう。狩野川にするか、興津川にするか悩んだが、小さい川の方が好き・・と、興津に決めた。 しかし、天気の心配は全くしていなかったのに、箱根辺りからもう雨。心配しながら走る。 雨はやや小降りになっていたが、興津に着いても降っていた。 川は・・なんだこりゃ！！濁っている。 でも、高瀬に車２台。川原の下りてみる。本流は出来ないが・・支流は、大丈夫。覗くと上流に１人いた。 間もなく一台の車は帰って行った。 支流で竿を出すか、どうするか、迷ったが、兎に角、上流に車を走らせる。茂野島で釣り人発見。 車を降りて川を眺める。濁りは薄い。大丈夫。何とかできそう。 でも、僕が良く入った橋上流、瀬が埋まって広い砂地になってしまっている。 橋上まで車が入れた広い川原も石がごろごろになって、駐車場は此処からは見えないが、きっと狭い。 川原を広く平らにした時から、大水が出れば、すぐこうなる・・と、思っていた。 橋上が埋まって砂地になってしまったのは想定外だった。上流の方は出来そうにも見えるが・・土村キャンプ場も見て見たい・・と、さらに上流へ。 眺めると、多くはないがアユは見える。此処に決定。
	雨はもう気にならない。少し早い昼飯を食べて開始。 石は白っぽくて垢がないように見える。 たまにキラッとする辺り・・たまに跳ねる辺りに入れて探る。囮はほとんど動かないので、状況ははさっぱり分からない。 たまたま小さいのが来たのか、いきなり動き出す。遠い浅い砂地迄追いかけるが・・何もない。 下流を探り、中段を探りしてみても何処も雰囲気がない。跳ねたり、たまに光ったりするのは瀬の上流・・なので、その辺中心に探る。 時々群らしいのが見える。群れと言っても、５、６匹程度だろう。多くはない。その付近に入れてしばらく待つ。囮が動かないので掛かりようがない。誘いを入れてみるが何もない。 群れにはいかりだ・・数匹ぐらいじゃあ群れと言えないかも・・長いいかりをぶら下げた囮を入れて動かす。 ずっと上まで引いて、その上はもう砂地・・ここへ来て初めて囮が動き出す。見えないが群れと一緒になって泳いでいると思う。途中からスピードが上がったと思ったら・・大きくくの字に曲がった。６、７匹の群れも一緒にくの字に曲がるのが見えた。・・掛かったみたい。 １匹目だ。慎重に抜いたら・・思ったより大きいくて１７ｃｍ。これまで１時間以上。やっと囮が替わった。 さあこれからだ・・と、期待したが、囮は向こうの浅い砂地に向かって泳ぐばかりで何時まで経っても次が来ない。 引き戻しても、また行く。引き戻してもまた行く。時間ばかりが過ぎて３時が近い。 上流へ行ってみる。瀬頭に１人いた。時速１匹ペースだと言ったから・・５、６匹は釣れているのかな。
	その人の上でやってみる。たまに跳ねがあり、少しだけど雰囲気はある。 １時間以上は探って見たけど、釣れない。その間、下の人も釣れなかった。 止めて、最初の場所に戻る。流心を大きく外れた浅い場所で何とか２匹釣れた。 ５時ごろまでねばったがそれで終了となった。 　　　釣果　　１７ｃｍ～１９ｃｍ　　　３匹 何とか囮を確保した程度でちょっと寂しい。この近辺、アユが少ないと思う。明日は場所を変えよう・・ 夕方遅くから雨になった。断続的に強い雨。稲光もする。短時間で止むと思ったが、長い時間降り続いた。 これでは増水する。きっと濁る。明日の釣りは出来るだろうか？ 埋けたフネも心配だ。・・が、車から出たくない程の大降りだ。大きな石が積んであるし、浅い、緩い所だから・・大丈夫と思うが・・ 左右には５、６張りのテントがある。その間で僕は車中泊。大雨の中なのに、テント張りの作業をしてる人もいた。
	９月２３日　　木　　晴れ 　ツ抜けも出来ず、残念
	５時過ぎ、まだ雨が残っている。今日はいい天気になるはずだが・・ 十分寝たはずなのに、まだ早いので、もうひと眠り・・ ６時過ぎ、絞られた瀬は白泡を立てて流れている。下流の広がった瀬は・・流れは早いけど問題ない。心配した囮缶は大丈夫だった。濁りは・・ほんのわずかにあるかな程度。 今日は下流へ行ってみる予定だが・・１、２時間だけ此処で竿を出してみる気になった。
	７時前、広がった瀬の最下流付近に囮を流す。逆光で目印が見えないなか、下流へ下流へと流し、沈めようとした途端・・何か、ギュっと手応え。掛かったのではないか・・瞬殺より早い。 丁度橋の上に、川を見に来た人。見下ろす下で大きく竿を曲げて引き抜いた。１匹目から２０ｃｍ近い。 時速１匹も釣れない川で・・まさか・・今日は違うぞ・・などと一瞬思ったりしたが・・そんなわけないよな・・ でも期待してほぼ同じ場所付近に囮を入れる。目印が見えてないので場所は適当。付近にアユが居れば動くはずなんだが・・動かない。しばらくは横にずらしたり、前後させたりしたけれど、雰囲気もない。 囮が大きすぎるかも知れないと１７ｃｍに替える。 何もないので上に、向こうに、大きく探って見るが２匹目が来ない。 １時間半ぐらい経ち、下流へ移動するか・・と、囮をフネに戻し、仕掛けを巻こうとしている時、丁度釣り人が来た。 支流は濁っているし、本流は水が高くて釣りにくい。此処の方がいいですよ・・と、その人。そういうなら・・と、もう少しここで頑張ってみる事にした。 その人は橋の下へ行って竿を出した。 上の川原には人が少しずつ増え始めた。バーべキューをする人たち、川遊びをする子供たちだ。そういえば・・今日は休日だったんだ。
	１匹目が掛かったほぼ同じ場所で２匹目。これは１７ｃｍ程度。囮には丁度いい。 いい囮に変わっても次がすぐ来るほどアユはいない。長い間が空く。期待感がないのが面白くない。 今日は川を見に来る釣り人が多い。川に入る人も多い。橋下流に２人来て、見えない下流へ行った。下流は多分計３人。 僕のすぐ上にもひとり来た。 多分、子供らが水遊びするから、そのうち其処は釣り場ではなくなるが・・。 長い時間が経って、同じ場所で３匹目。なぜか此処しか掛からない。でも、続かない。 １時間後ぐらいに、砂地の中にポツンとある石付近で４匹目。 又、間が空いたので、向こうヘチ際の掘れた場所へ行ってみる。時々アユが跳ねる。 川原は人がどんどん増える。気温も上昇し真夏のようだ。子供達が泳ぐ。大人達も川に入る。浮き輪に乗って流れてくる。
	上で竿を出してた人はいつの間にかいなくなった。 久しぶりに掛かったが団子になり外れた。 お昼になり下流から釣り人が上がって来た。朝、声を掛けてくれた人だ。 ずっと、下って行ったけど・・オデコだと言う。見えてる他の人たちも、遠いので良く分からないが、多分釣れても２、３位だと思う。垢もないし、鮎も少ない。 午後、向こうの掘れた場所で粘っていたら掛かった。１９ｃｍ位のいいアユ。 此処は割と頻繁にアユが跳ねるから、居ると思うけど・・なかなか掛からない。 同じ場所ばかりだと飽きてくる。浅い瀬は浮き輪で流れてきたりするので、釣りは難しい。 釣れたのを見てないけど橋下流に行ってみる。真ん中の流れに一人いる。 右の流れを探りながら下り、瀬頭付近のヘチ寄りを探る。 中の流れの人が掛けたがばらした。その後、しばらくして見えない下流に移動した。 僕の方は相変わらず雰囲気もない。 下流頭付近、流れと流れの間が盛り上がっていて浅い。そこでキラッとしたような気がした。 その辺は他と違って石の色がちょっと明るい。他は青っぽく感じる。浅いので探りにくいが囮を入れる。 すると、何処にいたのかギュっと掛かって飛んだ。引く引く。大きくはなさそうだが元気鮎。入られてはいけない方の瀬に入られて止められない。仕方なく少し下って抜いた。 垢は少ないと思えるのに、痩せてはいない立派なアユ。これまで釣ったのもそうだった。 その辺の瀬肩周りをしつこく探ったが、その１匹だけ。 真ん中の流れ、左の流れも探って見たが何処も気配がない。 ４時が近くなって、橋上に戻った。上には、水遊びしている元気な子供たちが何人かいる。 一番可能性のある掘れた流れでしつこく頑張る。遅くなっても跳ねているのはそこだけだ。 そこで２匹釣れた。１匹は２０ｃｍを越えた。小さいのもいるようだがこれはさっぱり掛からない。 見えない下流で頑張っていた人が上がってきて、下の瀬頭付近をひと探り、何もなく竿を仕舞った。 多分僕が最後の人になった。 静かになった浅い瀬を広く探って見たが、何もなく、終わりにした。 　　　　釣果　　１７ｃｍ～２０ｃｍ　　８匹 何とかツ抜けぐらいはしたかったが、届かず残念。 今日は釣り人が多かった。ここで、こんなに多かったことは記憶にない。川見に来る人も多かった。下流がやはり芳しくなかったのかも知れない。 条件が良ければツ抜け位は出来るような気がするけど・・そのうちリベンジしたいが・・台風がどうなるのか心配だ。
	９月２８日　　火　　 　ツ抜けにあと一歩
	いい天気が続きそうなので、先日のリベンジに興津川へ行く。２日間予定。 今日は埋まって広い砂地になってしまったが、茂野島橋の上流へ行ってみる。 ７時前の橋下流には、釣り人が１人見える。 砂地の上流、ここの左岸側は大きな石があって毎年それほど変わらないが、すぐ下流が小石でもあればいいのだが・・すぐ砂地になっているので探り場所が少ない。ちょっと冴えない。 緩い向こう寄りに入れて、まずは泳がせる。今日は多分、此処中心になり、我慢の釣りになるだろう・・ １時間以上、アユが一番いる場所だと思うが掛からない。囮を弱らせたくないが、引き上げて、大石裏付近の狭い淀みに入れる。囮が動いている。期待感はあるが、掛からずじれったい。 橋上に一人入ってヘチ寄りの水深ありそうな場所を探っている。上流はまだ誰も見えない。 ガツガツッとやっと掛かった。１７ｃｍ。囮が替わって一安心。 元気囮なので、次は早いと思っていたが、なかなか掛からず、囮の動きがだんだん悪くなってしまう。 時々跳ねてる向こうの澱んだ場所でやっと２匹目。１４ｃｍと小さい。 まあまあ泳ぐけど、これを追うアユがいない。ヘチ以外は跳ねもキラリもなく、気配は非常に薄い。 所々を探りながら上流へ行ってみる。行ったことがない上流まで行ったが、此処だという場所が見つからない。 何処でやろうか迷っていたら、上流から釣り人１人、２人、３人と下って来る。 折角上流まで来たけど、眺めただけで、下って、その流れの最下流付近。ちょっと茶っぽい手前の方を探っていたら、ククッと小さな当り。口掛かり１８ｃｍが上がって来た。 元気囮になっても、その後が掛からず、朝方の場所に戻る。 １０時で３匹。思った程は掛からない。まあ・・でも、こんなものかも知れない。 声を掛けてきた人がいた。なんか見たことがあるような・・と、思っていると、昨年もここでお会いしましたね・・と、先に言われた。 そうだ、昨年、ここで３日間ぐらい並んでやった人だ。今年は砂地になってしまったので、並んではやれない。その人は少し上に行った。 久しぶりにガツンと来た。１８ｃｍ。これが手前の流心のこちら側を上る。追いかけて上っている感じがする。そして、すぐ先でギラリと１７ｃｍを掛けた。 雰囲気が良くなってきた。 １７ｃｍを入れると、追ったのか追いかけられたのか、斜め下流へ走り、ヘチ寄りの淀みに入る。ウロウロした後、掛かった。淀みなので小さいかな・・と、思ったらサイズアップして１９ｃｍ。 この１９ｃｍを使ったのが失敗だったような気がする。折角、良くなってきた時間帯だったのに・・止まってしまった。　１７ｃｍに替えたが、遅すぎた。 その後何もなくお昼を過ぎた。　川原に座り込んでお昼にする。 昨年、並んでやった人、上流で１匹。橋下流へ移動した。 もう一人、声を掛けて来た人、２匹で、２時頃帰って行った。釣れてない人が多いような気がする。
	上は５人位は見えるかな・・遠いので状況は分からない。 僕は同じ場所で粘り続ける。１匹掛かって、１匹バラした。その後何もなく時間が過ぎる。 ツ抜けぐらいはしたいのだが・・ 上流は１人２人と竿を畳み、段々と寂しくなっていく。 僕は、余り石もないヘチ寄りを探りながら下る。 ちょっと掘れた場所、小さいのが跳ねている。囮にならないようなのも跳ねる。 此処で１６ｃｍと１４ｃｍの２匹が釣れた。もっと掛かっても良さそうなのに・・釣れない釣れない。 昼から来て遅くまで頑張っていた地元の人が竿を仕舞ったので、僕も続いた。 最終釣果は知らないが、その人、３時半ごろだったか・・５匹と言っていた。 　　　釣果　　１４ｃｍ～１９ｃｍ　　９匹 ツ抜けにあと一歩だった。面白かった時間帯はわずか・・で、退屈な時間が長かったけど・・穏やかな釣り日和で・・まあ、こんなものか・・な？
	９月２９日　　水　　 　当りが最高、興津のアユ
	興津川２日目。 今日は土村キャンプ場、先日やった所だ。 浅い瀬の最下流からスタート。小さいのがいるらしく向こうに向かって追いかける。 浅い砂地。それより向こうはもう行けない。 何回かそんなことを繰り返す。手前を上ってくれればいいのだが・・それはない。仕方なく引く。 今の時間、この辺が一番可能性がある・・と、思いながら粘る事１時間。ほとんど手応えもなく口掛かりで１８ｃｍが掛かった。 それを放してもウロウロしない。砂地に小さいのを追いかけているようだが・・スピード感がない。ノロノロしてて動きにシャープさがない。 ずいぶん時間が掛かってコツコツ。１４ｃｍが掛かった。砂地に向けて追っていたのはこのサイズの鮎なのだ。 この１４ｃｍを使ってみる。これも砂地に向かうが、その先で跳ねるのは一段と小さいアユ。これはきっと囮にならない。なんで、今の時期こんなのがいるのだ・・と、思う。 釣れなくて瀬頭に移動。時々、鮎の姿が見える場所だが・・今は見えない。 石と砂地の境目付近をしつこく探っているとゴツン。当りがさほどでもなかったが、その後が走る。１７ｃｍ強ぐらいだったが、竿は大きく曲がった。 その１匹で終わり、向こうの掘れた場所に行く。 下流の一番掘れた辺りに入りドカンと１９ｃｍ。しばらくして同じ場所でもう１匹。それで、其処は止まった。その上もさらに上も探ったが来ず、その上の浅い流れも上流まで引き上げる。 少し待ったが何もなく、其処から広く川を横切らせる。二つ並んだ石の上を越えようとした時、ガツーーンと強烈な当たり。この当たり、いつ以来だ？ いい当たりの時は、無事取り込みたい。向こうまで引っ張られたが慎重に抜いた。 その後は掛からず右岸側に戻る。 瀬頭で囮を放すと、途端に斜め下流へ走った。少し浅場の石上まで行ってガツガツーン。慌てて付いて下る。これも引く引く。 サイズアップしたから、追われて下流へ走ったのか・・そんな気がする。 こういうのは１発で終わり。瀬頭付近は静かになったので、また、向こうの掘れた場所。 此処も雰囲気が無くなってしまった。何処も今はお休みの時間。  今日も釣り人は結構いる。橋下の二つの流れにそれぞれ一人。見えない下流に何人かいるはず。ずっと上にも一人見える。この近辺７、８人はいると思う。
	此処では結局釣れなくて、また、僕も囮も横切りながら右岸側へ。半分ほど横切った所に先ほど掛かった二つの石上・・今回は駄目か・・と、思った瞬間、ギャギャーーン・・ 期待を大きく超えるこの当たり・・楽しい楽しい。大きく向こうの流れまで持って行かれて、また川を渡り返す。もたつきながら大事に取り込んだ。２０ｃｍを大きく超えるが・・残念ながらちょっと細め・・ 期待以上に釣れて、上手くいけばお昼までにツ抜け・・などと思ったが・・バタリと止まってお昼になってしまった。 家から持ってきた冷めた栗ご飯のおにぎりを、焼けたボンネットの上にのせて、しばらく温める。 今日も暑い暑い。ウエットを履きたい気分だけど、この時期、２時、３時には気温はどんどん落ちていく。 橋の上から堰堤を眺めると、群れアユが見える。アユが多いか少ないかの判断を僕は此処でする。 昨年は同じ時期、ほとんど見えなかったが、今年は少しは見える。でも、少ない。
	午後は瀬頭で始める。すぐ下流に一人入って上飛ばししている。 泳がせたり引いたりしばらく探ったが何もない。アユは最上流の石が切れる付近に何匹かいる。 其処へ持って行くと、一緒に泳ぐ。そして砂地に入る。泳がせても釣れない。 下の人も釣れたのを見ない。長い長い間が空く。 下の人にちょっと失礼をして、上から回って左岸最下流の掘れた場所に行く。背後の人に邪魔にならないよう静かに探る。午前中のような雰囲気はない。 背後の人も上に下に探っていたが、釣れなかったのか、ずっと上に移動した。 少し上でやっと掛かった。長い時間を掛けて同じ場所でもう１匹。水深があって当りの良さはあまり感じない。 やっと、目標だったツ抜けを達成した。しかしペースはガクンと落ちる。小さいのが跳ねるけどこれは掛からない。 釣れないなあ・・囮を寄せると、逆針が外れ針が頭に絡んでいた。一体いつからなんだ。勿体ない時間を潰したような気がする。 小さめの石が敷き詰められた、その石の手前を上り始めた。その最先端まで上った時、ガツーーンと来た。久しぶりのいい当たり。１７ｃｍちょっと位だけど、浅いので、当りが鮮明に出る。 これもこの１匹で終わり。 何処も雰囲気がなくなった。何故か午後が掛からない。昨日も、今日も・・先日もそうだった。 また川を横切らせる。３匹目は来ない。少し上に上がって別の石上を斜め引き。ちょっと乱暴になってしまった。囮が寝ながら付いてくる。 ４時を回った。下流に行ってた人が竿を畳んで上がって来る。 もう１、２匹欲しんだが・・何ともならない。もう雰囲気ゼロ。諦めて竿を仕舞った。 　　　釣果　　１４ｃｍ～２０ｃｍ　　　１１匹 午前中は良かったんだけど・・午後がなあ・・ だけど、今日は当りが最高、アユ釣りの面白さを味合わせてもらった。気分は良し良しだ。 台風が心配だけど・・大丈夫なような気もするし・・どうかなあ・・